——追体験する傑作誕生の地、発見する画家の心。
名だたる日本画家たちが実際に訪れて描いた場所を「聖地」とし、その「聖地巡礼」の旅情を美術館で味わえる展覧会が東京都・恵比寿の山種美術館で開催されています。
映画、小説、漫画やアニメなどの舞台になった場所を訪れる「聖地巡礼」。本来は宗教上の聖地を訪ねる意味ではあるものの、現代では作品の追体験ができることから多くの人々を駆り立てています。本展では、画家が語った制作の経緯や現地でのスケッチ、さらには現地の写真とともに作品をご覧いただけます。
※本展主催者の許可を得て撮影をしています。
本展では名だたる画家たちの傑作が集結し、速水御舟・奥村土牛・奥田元宋などが描いた山種美術館の名品が勢ぞろいします。
北は北海道、南は沖縄まで。全国の日本画の聖地を描いた優品が集結しています。
また、古き良き京都の風景を四季ごとに描いた東山魁夷の連作「京洛四季」(《春静》、《緑潤う》、《秋彩》、《年暮る》)が揃って登場し、現地を撮影した写真とともに紹介されるのは本展が初の機会となります。
ミュージアムショップでは、展示品をあしらった文具や小物など、作品を身近に感じられるグッズを各種取り揃えています。
新商品の「オリジナル木兎(みみずく)サコッシュ(1,650円)」は横山大観《木兎》をイラスト調に仕上げたもの。手頃なサイズのサコッシュは、美術鑑賞やちょっとしたお出かけに適しています。
他には、重要文化財である速水御舟《名樹散椿》をお部屋のインテリアとして楽しめる「ミニ屏風(4,400円)」など、魅力的な商品が豊富です。
併設するミュージアムカフェ「Cafe椿」では、青山の老舗菓匠「菊家」が展示作品をイメージして作ったオリジナル和菓子が5種登場します。
奥村土牛《鳴門》がモティーフとなった「うず潮」は胡麻入りこしあんの風味が豊か、橋本明治《朝陽桜》をかたどった「花の色」は杏入り練切りのフルーティーな甘みが印象的です。梅酒風味錦玉羹を使った「渓流の秋」は青梅のさっぱりした酸味が爽やかです。抹茶とセットでお楽しみください。
本展の会期は11月26日(日)まで。
日本画の名品から全国の旅路に思いを馳せ、行きたい土地を見つけてみましょう。
会期 | 2023年9月30日(土)~2023年11月26日(日) |
住所 | 〒150-0012東京都渋谷区広尾3-12-36 山種美術館 |
時間 | 午前10時~午後5時(入館は午後4時30分まで) |
休館日 | 月曜日 |
観覧料 | ※()内は前売料金 一般1,400円(1,200円)、大学生・高校生1,100円(1,000円)、中学生以下無料(付添者の同伴が必要です) 障がい者手帳、被爆者健康手帳をご提示の方、およびその介助者(1名):一般 1,200円(1,000円)、大学生・高校生 1,000円(900円) きもの特典 きものでご来館のお客様は、一般から200円引きの料金となります。 ※複数の割引・特典の併用はできません。 入館日時のオンライン予約も可能です(詳細はWebサイトをご覧ください)。 |
TEL | 050-5541-8600(ハローダイヤル 電話受付時間:9:00~20:00) |
URL | 山種美術館|https://www.yamatane-museum.jp/ |
交通案内 | 【徒歩でのアクセス】 JR恵比寿駅西口・東京メトロ日比谷線恵比寿駅 2番出口より徒歩約10分 【バスでのアクセス】 恵比寿駅西口1番乗り場より日赤医療センター前行都バス(学06番)に乗車、「広尾高校前」下車徒歩1分 (降車停留所:Map③、乗車停留所:Map④) 渋谷駅東口ターミナル54番乗り場より日赤医療センター前行都バス(学03番)に乗車、「東4丁目」下車徒歩2分 (降車停留所:Map①、乗車停留所:Map②) |