Blogマガジン「さつまがゆく」https://satsumagayuku.comSat, 13 Apr 2024 08:04:59 +0000jahourly1https://satsumagayuku.com/wp-content/uploads/2024/02/cropped-satsu_icon-32x32.pngBlogマガジン「さつまがゆく」https://satsumagayuku.com3232 【展覧会レポート】SOMPO美術館「北欧の神秘ーノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」https://satsumagayuku.com/exhibition-report/3117/Sat, 13 Apr 2024 06:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=3117

2024年3月23日(土)から、東京都・新宿のSOMPO美術館で「北欧の神秘 ─ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展が開催中です。 ヨーロッパの北部を表す、北欧の中でもノルウェー・スウェーデン・フィンランドの ... ]]>

2024年3月23日(土)から、東京都・新宿のSOMPO美術館で「北欧の神秘 ─ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」展が開催中です。

ヨーロッパの北部を表す、北欧の中でもノルウェー・スウェーデン・フィンランドの3か国に焦点を定め、19世紀から20世紀初頭の国民的な画家たちによる絵画をご紹介します。

会場内の写真について

主催者の許可を得て撮影をしています。

北欧の新たな魅力を伝える、19世紀から20世紀の絵画

「北欧の神秘 ─ノルウェー・スウェーデン・フィンランドの絵画」会場風景

19世紀に興隆したナショナリズムを背景に、それまでヨーロッパ大国諸国の美術に範をとっていた北欧の画家たちは、母国の自然や歴史、文化に高い関心を寄せるようになりました。画家たちが表現したのは、各地の自然風景、北欧神話や民間伝承の物語など。それらは絵画や書籍の挿絵として表され、北欧ロマン主義絵画と呼ばれます。

作品に描かれた広大な山々や荘厳な滝、流氷の漂う海などは、文学やファンタジー映画、アニメ、RPGゲームのイメージソースとしても頻繁に取り上げられています。こうした北欧の神秘——“Magic North”の世界に触れる、またとない機会です。

北欧3か国の大使も駆けつけた開会式

開会式 フォトセッションより

東京会場での開催後に3会場を巡回する本展を記念し、一般公開前に開会式が行われました。

スウェーデン国立美術館 展覧会部門ディレクター パール・ヘードストゥルム氏は「今回ご紹介する北欧3か国のアーティストの作品は、その時代の芸術的な意識、国家的なアイデンティティを文化の中でも求めてきたのではないかと思う。ぜひ多くの方にご覧いただき、一つでも好きな作品を見つけていただきたい」と述べました。

「北欧の神秘」展の見どころ

本展では、北欧の絵画にフォーカスした本邦初の本格的な展覧会です。ノルウェー国立美術館・スウェーデン国立美術館・フィンランド国立アテネウム美術館の3つの国立美術館の協力を得て、各館の貴重なコレクションから選び抜かれた約70点の作品が集結します。

北欧といえばシンプルで機能的な家具や、かわいらしいデザインの雑貨や服が日本でも広く知られていますが、本展では北欧3か国の絵画を通して、これまでのイメージとは異なる北欧の一面をご紹介します。

また、今回は東京藝術大学をコーポレートパートナーとする株式会社cotonの協力により、絵画に合わせたサウンドを展示に取り入れ。目と耳の両方で北欧の神秘的な世界を楽しめます。

トマス・ファーンライ《旅人のいる風景》1830年 ノルウェー国立博物館
アウグスト・マルムストゥルム《踊る妖精たち》1866年 スウェーデン国立美術館

19世紀における都市の発展は諸芸術にも影響を及ぼし、街の景観や都市生活も北欧の画家たちの新たな画題となりました。《叫び》で知られるムンクも北欧の画家で、住居からの眺めを描いた色彩豊かな作品を描いています。

J .A.G. アッケ《金属の街の夏至祭》1898年 スウェーデン国立美術館

開催情報
会期2024年3月23日(土)~6月9日(日)
住所SOMPO美術館(〒160-8338 東京都新宿区西新宿1-26-1)
時間10時~18時(金曜日は20:00まで)※最終入館は閉館30分前まで
休館日月曜日(ただし4月29日、5月6日は開館、振替休館なし)
観覧料一般/事前購入券1,500円、当日券1,600円
大学生/事前購入券1,000円、当日券1,100円
高校生以下無料

※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳を提示のご本人とその介助者1名は無料。
※被爆者健康手帳を提示の方はご本人のみ無料。
※事前購入券は公式電子チケット「アソビュー」、e+(イープラス)、
 ローソンチケット、チケットぴあなどでお買い求めいただけます。
※購入方法等詳細は美術館ホームページをご確認ください。
TEL050-5541-8600(ハローダイヤル)
URLSOMPO美術館|https://www.sompo-museum.org/
交通案内JR新宿駅西口から徒歩5分
東京メトロ新宿駅から徒歩5分
東京メトロ西新宿駅C13出口から徒歩6分
西武新宿線西武新宿駅から徒歩7分
大江戸線都庁前駅A1出口から徒歩7分
ご案内

会期・開館情報は状況により変更になることがあります。

最新情報は、美術館・展覧会のホームページやSNSをご参照ください。

\この記事が役に立ったと感じたら/

詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
友だち追加

記事をもっと見る

]]>
アートや展覧会のWebメディア27選。情報収集に役立つおすすめマガジンをセレクトhttps://satsumagayuku.com/art-tips/1596/Fri, 12 Apr 2024 08:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=1596

アートや展覧会に関する数々のWebメディア。その特徴を紐解いてみると、それぞれ異なるコンセプトやユーザーへのメッセージが読み取れます。 情報収集に役立つおすすめのサイトを、ジャンル別に選りすぐりました。記事や公式SNSを ... ]]>

アートや展覧会に関する数々のWebメディア。その特徴を紐解いてみると、それぞれ異なるコンセプトやユーザーへのメッセージが読み取れます。

情報収集に役立つおすすめのサイトを、ジャンル別に選りすぐりました。記事や公式SNSをチェックして美術館・博物館巡りの参考に、あるいはアートシーンの最新ニュースを網羅的に捉えてみませんか。

ご案内

2024年4月時点の情報です。

最新情報は各サイトの公式ページをご参照ください。

全国的なアート情報を網羅するWebメディア5選

全国規模で様々なアート情報を紹介する、国内の代表的なWebメディア。美術・彫刻・写真・映像・デザインなど、幅広いジャンルの記事を掲載しています。

各地の展覧会やアートイベントの情報はもちろん、アーティストインタビューや作品解説など、メディア独自の企画にもご注目を。

美術手帖

株式会社美術出版社が運営するアートポータルサイト。1948年創刊の日本を代表する美術専門誌『美術手帖』のWeb版で、主に国内外のコンテンポラリー・アートの最前線を紹介します。また、アートジャーナリズムとして、ニュースを中心にクリエイティブ・マインドを刺激するコンテンツを発信しています。

Tokyo Art Beat

株式会社アートビートが運営する、日本と世界のアートシーンを伝えるメディアです。日本全国の美術館の展覧会スケジュールやおすすめの展示、国内外のアートシーンに関するニュースやレビュー、インタビューなど多彩なコンテンツを発信しています。

アイエム[インターネットミュージアム]

株式会社丹青社が運営する、日本最大級のミュージアム情報サイト。全国各地の美術館・博物館で開かれる展覧会を紹介する取材レポート記事や会場動画を紹介しています。

アートアジェンダ

株式会社FAITHの美術館・展覧会情報サイト。全国の展覧会レポートや開催情報を発信し、行きたい展覧会の「クリップ機能」や「感想・評価」などのオリジナル機能で、美術館・博物館巡りをより充実したものにしてくれます。

アートスケープ/artscape

大日本印刷株式会社の文化活動として1995年にスタートした、美術館・博物館と生活者を結ぶメディアです。全国の展覧会の紹介に加えて、企画者の思いや研究視点などを参照できるコンテンツを発信しています。

新聞社が運営するアートのWebメディア4選

展覧会を主催する新聞社のWebメディアも、見逃せない情報が盛り沢山。各社が関わる企画展や特別展を中心に、文化事業やアート部門に精通した記者が高いクオリティの記事を発信しているメディアも。アート界の最新ニュースとともにお楽しみいただけます。

朝日新聞 Arts & Culture

株式会社朝日新聞社が運営するアートのWebマガジン。朝日新聞社が開催する文化イベントを中心に、朝日新聞デジタルマガジン&[and]でしか見ることのできない、写真や動画を含むコンテンツをお届けしています。

美術展ナビ

株式会社読売新聞社が運営する、日本各地で開催される美術展を紹介する情報サイト。大型企画展や、公立・私立の美術館・博物館で開催される美術展まで、幅広く取り上げています。

また、読売新聞社では文化庁・宮内庁と官民連携で取り組む事業として、皇室ゆかりの美術工芸品や国宝・重要文化財などを発信する「紡ぐプロジェクト」を展開しています。

アートの森

株式会社毎日新聞社が運営する美術情報サイト。注目の展覧会情報や連載記事など、毎日新聞本紙に掲載された美術記事を無料で公開しています。

art NIKKEI

株式会社日本経済新聞社の文化事業サイトです。日本経済新聞社主催の美術展や、コンサート・舞台などを紹介しています。

地域に特化したアートのWebメディア2選

文化発信の主要な都市である東京、大阪を中心とした関西圏など、都道府県や地域に特化したメディアは在住・在勤者にとって情報を身近に感じられるのが嬉しいところ。地域に関連のあるアーティストや作品を特集することもあります。

Tokyo Art Navigation

公益財団法人東京都歴史文化財団が運営する、東京のアートシーンを発信する情報サイト。東京都内の美術館・博物館で開催される展覧会や、音楽コンサート、演劇など、文化芸術を幅広く取り上げています。

ARTことはじめ

有限会社フリーカード・システムが運営する関西のアート情報サイト。関西の美術館・博物館で開催される展覧会やイベント情報が満載です。

アート初心者にやさしいWebメディア4選

アートの初心者に向けたWebメディアは、親しみやすさが魅力。アートについての基本的な知識、専門用語や作品の解説などを盛り込んだ、メディアそれぞれの個性豊かな展覧会レポートやコラム記事を楽しめます。

Sfumart

株式会社ミュージアムマンが運営する、アートの知りたいが分かるWebメディア。展覧会レポートや、美術の基礎知識を紹介するコラムなど、アート初心者に向けた楽しいコンテンツを豊富に掲載しています。

イロハニアート

株式会社エドムインクリメントが運営する、アートのイロハが分かるWebメディア。「美術館巡りに興味はあるけれど、難しそう」と思っている人がもっと自由にアートを楽しめるようになる、分かりやすい解説記事やお役立ち情報を発信しています。

楽活

株式会社Y2Yが運営する、普段の生活に楽しみをもたらすクリエイティブなモノやコトを広く発信するメディア。楽しい生活のために何かを始めてみたい人に向けて、「はじめの半歩」を後押しすることをコンセプトに掲げています。

KAMADO MAG

株式会社KAMADOが運営する、展覧会情報・コラム・インタビュー掲載のWebマガジン。アートやクリエイティビティがより社会へ拡大していくことを目指すスタートアップ企業が母体となり、様々な新しいサービスや取り組みも含めて発信しています。

グローバルなアート情報を紹介するWebメディア2選

世界中の芸術と文化に焦点を当てた情報を提供する、国際的なWebメディア。グローバルな視点からアートシーンを理解するために必要な情報が詰まっています。

ARTnewsJAPAN

株式会社MAGUSが運営する、1902年創刊のアメリカ発・世界最古のアート雑誌『ARTnews』の日本版。世界のアートマーケットの動向から、注目のアーティストや展覧会情報、社会課題とアートの関わりなど最新のニュースをお届けしています。

ART iT

株式会社アートイットの美術館・展覧会情報サイト。日本とアジアのコンテンポラリーアートシーンを日英2カ国語で紹介する季刊誌『ART iT』のWeb版です。

特定のジャンルに強みを持つWebメディア8選

「エンターテインメント」や「現代美術」など特定のジャンルに特化し、そのジャンルに関する深い知識やトレンドを発信するWebメディア。その分野の専門家が携わり、最新の情報やオピニオンを紹介するコンテンツも見受けられます。

SPICE

株式会社イープラスが運営する、国内初のエンタメ特化型情報メディア。音楽・クラシック・舞台・アニメ・ゲーム・イベント・レジャー・アート・スポーツ・映画など幅広いエンターテインメント情報を紹介し、チケットはe+で購入できます。

Pen Online

株式会社CCCメディアハウスが運営する、雑誌『Pen』の公式サイト。ファッションからアートやデザイン、映画や音楽などのカルチャーや日本の伝統工芸、さらには腕時計やカメラといったプロダクトまで幅広く取り上げるメディアです。アートはその中の一つとして位置付けられています。

和樂web

株式会社小学館が運営する、日本文化の多様で奥深い魅力を紹介するメディア。雑誌『和樂』のWeb版として、日本美術や伝統文化などを発信しています。

CINRA

株式会社CINRAが運営する、音楽・アート・映画などの芸術文化をルーツとするメディア。世界をよりよい場所にしたい、人生をよりよく生きたいという、あらゆる表現者のクリエイティブを発信しています。

ARToVILLA

株式会社大丸松坂屋百貨店が運営する、アートと作品を買うことの魅力をお届けするメディア。コレクターや異業種のクリエイターと共に、様々な切り口のWebコンテンツやイベントを通して「アートのある生活」を提案します。

EUPHORIC ” ”

ユアムーン株式会社が運営する、アート・デザインに特化したクリエイティブメディア。学生アート販売プラットフォーム Euphoric “UNIART”も展開しています。

eTOKI

アートとアートブックについて「絵解き」するレビューサイトです。サイト名は日本で古来の仏画などを説明する「ゑとき」に由来し、新しい切り口で芸術を語る・書く/見る・読むことを目指しています。

+5(プラスファイブ)

公益財団法人西枝財団が運営する、対話する記録メディアです。プロデューサーやキュレーター、エンジニア、編集者などのアートネイバー(Art Neignbor)について研究し、対話をすることで息づく〈人をつくる記録〉について考えています。

アートと旅について発信するWebメディア2選

アートを楽しむための、旅に焦点を当てたWebメディアは旅行好きにおすすめ。美術館やギャラリー巡りを楽しめる街、芸術祭やアートプロジェクトを開催中の地域など、アート情報と旅の魅力を一緒に発信しています。

ANA ART TRANSIT

ANAグループの全日空商事株式会社が運営する、地域・社会とアートを繋げるアート特化のポータルサイト。「旅」の語源とされる「他火」に触れることをコンセプトに掲げ、世界各地で活躍するアーティストやアートプロジェクトを紹介しています。

Art Tourism

株式会社アートローグが運営する、アートを楽しむ旅を提案するWebメディア。パブリックアートや名建築、グルメ、ホテルなど多彩なアートスポットを紹介しています。


\この記事が役に立ったと感じたら/

詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
友だち追加

記事をもっと見る

]]>
【告知】『○ZINE -エンジン- ACKT02』制作に携わりましたhttps://satsumagayuku.com/work/3238/Sat, 06 Apr 2024 11:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=3238

画像出典:○ZINE -エンジン- ACKT02「○ZINE -エンジン- ACKT02」 一般社団法人ACKTがデザイン・編集を手がけるフリーペーパー『○ZINE -エンジン- ACKT02』にて、さつま瑠璃がインタビ ... ]]>

画像出典:○ZINE -エンジン- ACKT02「○ZINE -エンジン- ACKT02

一般社団法人ACKTがデザイン・編集を手がけるフリーペーパー『○ZINE -エンジン- ACKT02』にて、さつま瑠璃がインタビュー記事の構成を担当しました。

○ZINE -エンジン- とは

「○ZINE -エンジン-」とは、アートやデザインの視点を取り入れた拠点づくりやプログラムを通じて、国立市や多摩地域にある潜在的な社会課題にアプローチするプロジェクト『ACKT(アクト/アートセンタークニタチ)』のフリーペーパーです。

まちに住む人に情報を発信、収集することで、これまでになかった縁がつながり、これからの活動のきっかけとなることを目指しています。

第2号のテーマは「エンカウント・ザ・ワールド!!」

第1号に続く第2号のテーマには「エンカウント・ザ・ワールド!!」を掲げ、ACKTでの活動紹介のほか、日本各地のさまざまな実践への取材・レポート紹介を通じて、日々のエンカウント(出逢い)について紐解きました。

以下にて紹介する2本をはじめ、多様なトピックを盛り込んでいます。

うかぶLLC代表・蛇谷りえさんに話を聞く。

鳥取県・湯梨浜町にあるゲストハウス「たみ」を運営する、うかぶLLC(合同会社うかぶエルエルシー)の代表・蛇谷りえさんにお話を聞きました。

HELLO GARDENという見たい景色

千葉県・緑町(西千葉)の、株式会社マイキーが運営する公園「HELLO GARDEN」の企画運営を務めるディレクター・西山芽衣さんにお話を聞きました。


やまなし文丹舎は芸術・社会領域の取材執筆を行います。
お気軽にお問い合わせください。

CONTACT

記事をもっと見る

]]>
箱根を楽しむアート旅を。3日間で6つの美術館を巡る旅のすすめhttps://satsumagayuku.com/art-tips/2536/Wed, 27 Mar 2024 06:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=2536

都心から少し足を伸ばす、小旅行にぴったりの箱根。小涌谷の温泉、雄大な山を眺めるロープウェイ、芦ノ湖の海賊船など観光で人気の箱根は、大小いくつもの美術館が点在するアート旅の聖地でもあります。箱根を訪れたら行くべき美術館、旅 ... ]]>

都心から少し足を伸ばす、小旅行にぴったりの箱根。小涌谷の温泉、雄大な山を眺めるロープウェイ、芦ノ湖の海賊船など観光で人気の箱根は、大小いくつもの美術館が点在するアート旅の聖地でもあります。箱根を訪れたら行くべき美術館、旅程づくりに役立つおすすめルートをまとめました。

箱根のアート旅で知っておきたい、行程づくりのコツ。

箱根登山電車の車窓から

箱根の美術館巡りで鍵になるのは、所在エリアと開館時間。まず、美術館のあるエリアは主に「仙石原地区」「強羅地区」「芦ノ湖地区」に分けられます。効率良く周遊するには、同じ日に同じエリアの美術館を予定するのが得策。自ずと宿泊地も決めやすくなります。
参照:小田急トラベル「箱根エリアガイド

開館時間はオープンが早い館から先に見て、閉館が遅い館を最後に見ると時間を有効活用できます。早いところでは朝9時から開館し、閉館は最も遅い館が17時半(2024年3月時点)。また、レストランのある美術館はお昼時に、カフェのある美術館はおやつ時に予定すれば、丸一日かけて美術館を味わい尽くせます。

交通網は箱根登山電車箱根登山バスが通っていて、タクシーも行き交うので(台数に限り有り)車がない人でも大丈夫。駐車場はほとんどの施設にありますが、急坂や急カーブが多い山道に慣れていない人は公共交通機関を使うと無難です。

箱根アート旅のモデルコースをご紹介。1日目は仙石原地区へ

モデルコースとして、首都圏から出発して仙石原地区、強羅地区、芦ノ湖地区の順に巡る箱根アート旅のおすすめルートをご紹介します。

箱根ラリック美術館|ガラス作品の美しさとオリエント急行を楽しむ

画像に alt 属性が指定されていません。ファイル名: DSCF3627.jpg
エントランスにある香水瓶の木は撮影可能

19世紀から20世紀のフランスで活躍した、ガラス工芸家として名高いルネ・ラリックの作品を展示する美術館。アール・ヌーヴォーとアール・デコ、二つの時代にわたって制作に取り組んだラリックの生涯や、作品の魅力がよく分かります。

カジュアルフレンチとセミビュッフェを堪能できる「レストラン・エモア」では、箱根西麓野菜を中心に使用した前菜やサラダ、、選べるメインディッシュを味わえます。ガラスグッズが豊富なミュージアムショップも見どころ満載です。

ラリックの室内装飾を鑑賞しながらお茶ができるオリエント急行は、パリと南フランスを結ぶ「コート・ダジュール特急」として使用された実物の車両を箱根に移設したもの。優雅なティータイムを過ごせます。

箱根ガラスの森美術館|ヴェネチアン・グラスの輝きに魅せられて

桜をイメージしたヴェネチアン・グラスの作品

イタリアの異国情緒豊かな雰囲気を楽しめるテーマパークのような。日本初のヴェネチアン・グラス専門の美術館です。ヨーロッパ貴族が愛したヴェネチアン・グラスから現代のガラス作家による作品まで、様々なガラスの彩りと輝きを鑑賞できます。

毎日6回、生演奏のコンサートが聴ける「カフェテラッツァ」では本格的なメニューを種類豊富にご用意。贅沢なお食事やスイーツを味わいながらのんびりと過ごせます。

この日の宿泊は仙石原地区で。観光地なので泊まる場所は充実しています。温泉やサウナで癒やされながら、一日の余韻に浸りましょう。

2日目は強羅地区で、豊かな自然

朝食後、宿をチェックアウトしたら再び美術館へ。仙石原地区から強羅地区へ移動します。

ポーラ美術館|箱根の自然を感じながらアートとつながる体験を

ポーラ美術館 エントランス

富士箱根伊豆国立公園の中に建つポーラ美術館は、山に近く自然豊か。モネやピカソなどの西洋絵画から現代美術まで、多彩なコレクションを有しています。

彫刻の森美術館|屋外で彫刻作品を楽しむ

屋外展示場の風景

彫刻作品を数多く展示する国内最初の野外美術館です。このような形式の美術館は海外から見ても珍しく、訪日外国人の観光客も多く訪れます。

広い敷地内は、コレクションを公開する本館ギャラリーやピカソ館、「幸せをよぶシンフォニー彫刻」など見どころが豊富。子ども向けのアクティビティも充実しているので、ファミリーにもおすすめです。

この日は強羅地区で宿泊を。箱根登山鉄道の終着駅にあたる強羅駅からは、バスやケーブルカーを使った周辺へのアクセスが便利です。

3日目は芦ノ湖地区で、水辺を眺めながらまったり過ごす。

箱根旅もいよいよ終盤。3日目は強羅地区から芦ノ湖地区へ移動します。芦ノ湖まではバス1本、車窓から山々の景色を楽しみながら過ごしましょう。

岡田美術館|質・量ともに圧倒する日本美術

風神・雷神の大壁画「風・刻(かぜ・とき)」

強羅駅の南側にある岡田美術館は、日本・中国・韓国を中心とする古代から現代までの美術品を収蔵しています。全5フロアに及ぶ大ボリュームの展示は見応えがあり、陶磁器・日本画・工芸品など所蔵品はどれも名品揃い。落ち着いた快適な環境で、心静かに美術鑑賞を楽しめます。

ミュージアムショップではピエール・エルメ・パリとのコラボレーションによる限定チョコレートを販売。昭和初期の日本家屋を改装した風流な飲食施設「開化亭」では、日本庭園を眺めながらお食事や甘味を。山海の幸を使用したうどんは、モチモチの食感とやさしいお出汁の味わいでほっと一息つけます。

休憩は100%源泉かけ流しの足湯カフェで。飲み物やソフトクリームなどを注文して、穏やかな時間を過ごしながらじんわりと温まりましょう。

箱根芦ノ湖 成川美術館|富士山が見える現代日本画の館

展望ラウンジから眺める芦ノ湖と富士山

芦ノ湖のほとりに建つ、現代日本画の美術館です。東山魁夷や平山郁夫などの作品を所蔵し、昭和中期以降の様々な現代日本画のコレクションを紹介しています。

ティーラウンジ「季節風」では、ガラス工芸家や陶芸家などアーティストが手がけた器で甘味を味わえす。呈茶が好きな人には、抹茶と上生菓子のセット「椿」もおすすめです。

まだまだ他にもある、箱根の美術館

ご紹介した美術館以外にも、箱根には美術鑑賞を楽しめる施設が豊富にあります。興味のあるものを選んで、自分なりの箱根アート旅に出かけてみませんか。

館名住所特徴
箱根美術館〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300昭和27年に開館した歴史ある美術館。やきもののコレクションが豊富で、庭園「神仙郷」には抹茶と和菓子を味わえる「茶室 真和亭」がある。
箱根マイセンアンティーク美術館〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1320-653マイセン磁器や陶器のアンティーク人形などを展示・販売する、クラシカルな雰囲気が魅力の美術館。マイセンのカップで紅茶やコーヒーを飲めるカフェがある。
箱根写真美術館〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300-432箱根で生まれ育った写真家、遠藤桂の作品を展示する美術館。カフェ「Plaisir de lʼœuf」を併設する。
※展示室は改修工事のため休館中、2024年3月16日リニューアルオープン予定
箱根武士の里美術館〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原817-580室町時代から江戸時代末期にかけての甲冑武具をはじめ、様々な日本美術を展示する美術館。
※当面は休館
星の王子さまミュージアム〒250-0631 神奈川県足柄下郡箱根町仙石原909名作「星の王子さま」と作者のサン=テグジュペリを題材にしたミュージアム。
※2023年3月31日閉館
箱根神社 宝物殿〒250-0522 神奈川県足柄下郡箱根町元箱根箱根神社に伝わる宝物類や資料を収蔵・展示する施設。重要文化財の神像や縁起絵巻、社宝の太刀などを保管している。

ご案内

開館情報は状況により変更になることがあります。

最新情報は、美術館の公式ホームページやSNSをご参照ください。

\この記事が役に立ったと感じたら/

詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
友だち追加

記事をもっと見る

]]>
⽇本古来の桜をテーマに。Demos Chiang(デモス・チャン)の個展「CHERISH BLOSSOM」を開催https://satsumagayuku.com/exhibition-report/3072/Tue, 26 Mar 2024 06:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=3072

2024年3月23日(土)〜2024年4月10日(水)に、銀座 蔦屋書店で台湾出身のアーティスト・Demos Chiang(デモス・チャン)の個展「CHERISH BLOSSOM」を店内中央イベントスペースGINZA A ... ]]>

2024年3月23日(土)〜2024年4月10日(水)に、銀座 蔦屋書店で台湾出身のアーティスト・Demos Chiang(デモス・チャン)の個展「CHERISH BLOSSOM」を店内中央イベントスペースGINZA ATRIUMで開催します。

桜から着想を得た最新シリーズ作品の初公開に加え、伝統を守りつつ既成概念を超えた盆栽のアーティスト集団「TRADMANʼS BONSAI」とのコラボレーション展示も行います。

会場内の写真について

主催者の許可を得て撮影をしています。

台湾出身のアーティスト、Demos Chiang(デモス・チャン)

Demos Chiang(デモス・チャン)

Demos Chiang(蔣友柏:しょうゆうはく)は、グラフィックペインティング、インスタレーション彫刻、マルチメディアアートなど、さまざまな側面で創造性を表現する作家です。擬人化された動物を描くことで世の中への観察と関心を表現し、アーティスト自身の内的な感情の記録も同時に発露する作品は、同時に生きとし生けるものに対する平等な心や、人生に対する誠実な姿勢も伝えています。

各作品に添えられた英語の詩は、中国の文人書画の伝統を引き継いでいます。作品とパラレルに対応する英詩の内容は、彼の本心や哲学的内省ともリンクするものです。

絵画の技法に関しては、ラッカーや水を使用した混合技法、スプラッシュ(飛沫)、スクレイピング(擦り)のような西洋の技法を取り入れ、俊敏で滑らかなテクスチャーやレイヤーを創り出しています。一方、彫刻制作では「真空」の概念を用い、人生における時とその推移の儚さを探求しています。

人々は、すべてを複雑にすることによって自分たちの生活を困難にしています。彼らは自分が選んで見たいものしか見ず、物事の本当の姿を決して見ません。それが桜が存在する理由です:私たちに立ち止まって、その花々を大切にするよう思い出させてくれます。

「CHERISH BLOSSOM」アーティストステートメントより抜粋

展示の見どころ

「CHERISH BLOSSOM」と題した本展では、この季節にふさわしく、桜から着想を得た最新シリーズを初公開します。

会場の右手に広がるのは、日本の東京をイメージした動物たちと桜の絵。犬は忠犬ハチ公の像がある渋谷、パンダは上野など、さまざまな名所のイメージを盛り込んでいます。左手に展示した絵には、虎やユニコーンなど中国にゆかりのある動物を。全体を見渡したときに左右対称となる作品の配置は、中国の伝統的な様式に由来しています。

全ての作品には触れることができ、多様な技法で表現された質感を楽しめます。

盆栽アーティスト集団「TRADMANʼS BONSAI」は、日本の伝統文化である盆栽を世界に伝えるというミッションのもと、2015年に結成。これまでアパレルセレクトショップ・ハイブランド・カーディーラー等とのコラボレーションも行い、伝統を守りつつ既成概念を超えた、これまでにない盆栽の世界を、若者を含む幅広い世代に日々届けています。

なお、会場展示作品は3月23日(土)11:00より店頭にて販売します。

※プレセールスの状況により、会期開始前に販売が終了することがあります。


開催概要
会期2024年3月23日(土)〜2024年4月10日(水)
住所〒104-0061 東京都中央区銀座6丁目10-1 GINZA SIX 6F 銀座 蔦屋書店 GINZA ATRIUM(イベントスペース)
時間11:00〜20:00 ※最終⽇のみ18時閉場
観覧料無料
お問い合わせ03-3575-7755(営業時間内)またはinfo.ginza@ccc.co.jp
URL公式サイト|https://store.tsite.jp/ginza/blog/art/38891-1009340220.html
交通案内地下鉄銀座駅 A3出口から徒歩2分
地下鉄東銀座駅 A1出口から徒歩3分
JR有楽町駅 徒歩約10分
JR新橋駅 徒歩約10分
ご案内

会期・開催情報は状況により変更になることがあります。

最新情報は、公式ホームページやSNSをご参照ください。

\この記事が役に立ったと感じたら/

詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
友だち追加

記事をもっと見る

]]>
【展覧会レポート】上野の森美術館『VOCA展2024 現代美術の展望―新しい平面の作家たち』https://satsumagayuku.com/exhibition-report/215/Sat, 23 Mar 2024 06:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=215

2024年3月14日(木)から2024年3月30日(土)までの17日間にわたり、上野の森美術館で『VOCA展2024 現代美術の展望-新しい平面の作家たち』(The Vision of Contemporary Art/ ... ]]>

2024年3月14日(木)から2024年3月30日(土)までの17日間にわたり、上野の森美術館で『VOCA展2024 現代美術の展望-新しい平面の作家たち』(The Vision of Contemporary Art/特別協賛:第一生命保険株式会社)が開催されています。

新進気鋭の作家31人が出品し、グランプリとなるVOCA賞には秋田県秋田市在住(愛知県出身)の大東忍さん《風景の拍子》が決定しました。

大東忍《風景の拍子》
会場内の写真について

本展主催者の許可を得て撮影をしています。

現代アートにおける“若手作家の登竜門”。VOCA(ヴォーカ)展とは

今開催で31回目となる「VOCA(ヴォーカ)展」は、平面美術の領域で国際的にも通用するような将来性のある若い作家の支援を目的に、1994年から毎年開催している美術展です。

これまでに延べ1044名(組)の作家が出展し、ここから大きな躍進を遂げる作家を多く輩出しています。

「平面」という切り口から現代美術の今を見せる

展覧会の開催にあたって、日頃から多くの作家をリサーチしている美術館学芸員・研究者・美術評論家などが推薦委員となり、推薦された将来性のある40歳以下の若い作家たちが展覧会に出品しています。こうしたシステムのため、東京だけでなく全国で活躍する作家たちにスポットがあたることが同美術展の特徴の一つです。

過去には福田美蘭、やなぎみわ、蜷川実花など多方面で活躍する作家を輩出。「平面」という一貫した切り口で若い世代が描く絵画の動向を反映しながら、まさに「今日の美術」を見せてきました。

第一生命保険株式会社が特別協賛

第一生命保険株式会社 コーポレートコミュニケーション部長 北村博明さん

1994年の第1回開催より「VOCA展」を特別協賛している第一生命保険株式会社(以下、第一生命)は、受賞作品を所蔵し、本社1階にあるロビーや第一生命ギャラリーで定期的に公開しています。

展覧会の開会に際し、第一生命保険株式会社 コーポレートコミュニケーション部長の北村博明さんは、「近年は、一人ひとりが生きがいや幸せを探求して、心の豊かさをより一層求める時代になっている。そして、今後もこの流れは変わらず、むしろ加速していくものだと思う。第一生命としては、これまでは保険を通して皆様に安心を提供してきたが、この枠組みを越えて、心の豊かさやウェルビーイングの実現に貢献してまいりたい」と述べました。

VOCA展2024 実行委員会

委員長植松由佳(国立国際美術館学芸課長)
副委員長竹内章二(第一生命保険株式会社 取締役常務執行役員)
委員荒木夏実(東京藝術大学准教授)
川浪千鶴(インディペンデント・キュレーター)
丹羽晴美(東京都現代美術館事業企画課長)
前山裕司(新潟市美術館館長)
後藤綾沙子(第一生命保険株式会社 アシスタントマネジャー)
坂元暁美(上野の森美術館学芸課長)

VOCA賞授賞式・シンポジウム「VOCAの現在」

今回、VOCA賞には大東忍さん《風景の拍子》が決定した他、VOCA奨励賞には上原沙也加さん片山真理さん、VOCA佳作賞には佐々瞬さん笹岡由梨子さんの作品が選出されました。また、大原美術館賞には上原沙也加さんの作品が、同美術館の選考により選出されました。

受賞者と選考委員が登壇したシンポジウムで、選考委員長の植松由佳さんは今回の審査について「作品の多様性を感じた」とコメント。また、作家の身体感覚やルーツを原点とした「今、ここ」に対する意識から様々な表現が生まれていることにも言及しました。

開会式・展覧会の様子

開会式で、VOCA賞を受賞した大東忍さんは「私の作品では、人の営みを描きたいと思っていた。取るに足らないような、歴史化されることのないような営みに目を向けたい。今、当たり前の日常を過ごしたり、当たり前に過ごしている人がいると想像したりすることが、かけがえのないことだなと思う機会が増えている。そのような日常や、当たり前の営みを描いた絵画を、沢山の方に見てもらえることも嬉しく思う」とコメントしました。

なお、会期中は上野の森美術館ギャラリーで「小西真奈 Gardens」を同時開催。「VOCA展2006」でVOCA賞を受賞した小西真奈さんの油彩やドローイングを展示します。

また、第一生命ロビー(東京都千代田区有楽町1-13-1)では、コレクション展示「Colorful」を2024年11月30日(土)まで開催します。


展覧会情報
会期2024年3月14日(木)~2024年3月30日(土)〔17日間〕
住所〒110-0007 東京都台東区上野公園1-2 上野の森美術館
時間10:00~17:00 ※入場は閉館30分前まで
休館日会期中無休
観覧料一般800円、大学生400円、高校生以下無料 ※料金はすべて税込み
チケットぴあ(Pコード:686-799)、ローソンチケット(Lコード:34826)、e+(イープラス)、
アソビュー(https://www.asoview.com/channel/tickets/T2palz5EZw/)、主要コンビニエンスストア店頭で販売
※手数料がかかる場合があります。
※障害者手帳をお持ちの方と付添の方1名は無料(要証明)。
※日時指定は不要です。
※最新情報をHPでご確認ください。事前予約なしでご入場いただけますが、混雑時に入場制限を行う場合があります。
URL上野の森美術館|https://www.ueno-mori.org/exhibitions/voca/2024/
交通案内JR 上野駅 公園口より徒歩3分
東京メトロ・京成電鉄 上野駅より徒歩5分
主催「VOCA展」実行委員会、公益財団法人日本美術協会 上野の森美術館
特別協賛第一生命保険株式会社
ご案内

会期・開館情報は状況により変更になることがあります。

最新情報は、美術館・展覧会の公式ホームページやSNSをご参照ください。

\この記事が役に立ったと感じたら/

詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
友だち追加

記事をもっと見る

]]>
アーツカウンシル東京が新たに「アートマネジメント人材等海外派遣プログラム」を開始https://satsumagayuku.com/event-report/1351/Wed, 13 Mar 2024 06:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=1351

東京都とアーツカウンシル東京は、2023年度より新たに「アートマネジメント人材等海外派遣プログラム」を開始しました。将来アーティストと社会をつなぐ役割を担う、若手アートマネジメント人材を短期で芸術フェスティバル等に派遣し ... ]]>

東京都とアーツカウンシル東京は、2023年度より新たに「アートマネジメント人材等海外派遣プログラム」を開始しました。将来アーティストと社会をつなぐ役割を担う、若手アートマネジメント人材を短期で芸術フェスティバル等に派遣し、国際的な活動の第一歩となるよう、海外の芸術文化関係者のネットワークを作る機会を提供する取り組みです。

2023年度の公募では、3か国に合計10名を派遣。各種プログラムの活動を終えた被派遣者による初の報告会が、2024年2月28日(水)に実施されました。

会場内の写真について

※主催者の許可を得て撮影をしています。

アートマネジメント人材等海外派遣プログラムの背景

「東京文化戦略2030」では、東京が国内外のアートシーンの中心として、集積する芸術文化資源を最大限活用し、世界を魅了する創造性が生み出される国際的なアートハブとして機能していくことを目指しています。

人工知能(AI)やロボットが席巻する時代において、アートを通じた創造力や感受性の育成は重要な役割を担い、そのような社会を築く上でアートマネジメント人材の育成は必須です。彼らが海外の先駆的な作品や創作現場に直に触れることで、国際的な視点に立った創作の機運醸成を図ることを目的としました。

なお、将来的にはこの事業を通じて東京と各派遣先との連携を深め、東京と海外セクターとのネットワーク構築・強化につなげます。

プログラムの採択実績

2023年度は、合計10名が被派遣者に選ばれました。主に舞台芸術分野(演劇、舞踊、音楽等全般)に関わるプロデューサーやディレクター、視覚芸術分野に関わるディレクターやキュレーター等のアートマネジメント人材です。

  • 第1回公募:
    世界最大の舞台芸術の祭典「エディンバラ・フェスティバル」に4名
  • 第2回公募:
    多様な文化と豊かな歴史を持つ古代都市を舞台にした「タイランド・ビエンナーレ(チェンライ)、バンコク」に2名
    世界のエンターテインメントの中心地である「ニューヨーク・ブロードウェイ」に4名

【エディンバラ・フェスティバル】
岡田勇人(おかだ はやと) フリンジ・オーガナイザー
野村善文(のむら よしふみ) 舞台美術等
松波春奈(まつなみ はるな) 公益法人職員 NPO法人職
高本彩恵(たかもと さえ) 制作、アートマネージャー

【タイランド・ビエンナーレ(チェンライ)、バンコク】
丹治夏希(たんじ なつき) プロジェクトコーディネーター、 ディレクター
韓成南(はん そんなん) ディレクター、キュレーター、映像作家、演出家

【ニューヨーク・ブロードウェイ】
目澤芙裕子(めざわ ふゆこ) プロデューサー、マネージャー、制作
遠藤七海(えんどう ななみ) 制作者、アーティスト、ダンサー
髙田郁実(たかだ いくみ) 事業戦略・マーケティング
春日希(かすが まれ) 俳優

プログラムの内容

報告会の様子

本プログラムでは海外に約1週間(※)滞在し、主催者側で設定するBasic Programと被派遣者自身が調整して設定するOriginal Programの2つに取り組みます。

Original Programでは、各個人がそれぞれ興味・関心のある対象を選び、主催者やアドバイザーのサポートの元で、リサーチや視察・関係者へのヒアリングのために交渉・調整を行いました。

東京都とアーツカウンシル東京は、日本と派遣先の往復航空賃や現地宿泊費、日当などを支給し、派遣に関する調整やアドバイスなどの支援を実施しました。

※現地滞在期間は最大7日間程度、移動日を含めて9日間程度

エディンバラ・フェスティバル|イギリス(スコットランド)

エディンバラ・フェスティバルは世界最大級の演劇の祭典で、3週間ほどの期間で1万本近くの公演を実施する巨大イベント。若きクリエイター支援に取り組む野村さんは「都市としての文化事業の発信力やコンテンツの量は、本当に経験したことがないレベルで圧倒された」と話します。

その量はフリンジ・フェスティバルという形式で、参加する側が登録料を支払って自発的に作品を発表することに起因しています。YPAMフリンジの担当として勤務する岡田さんは「本当に自由な作品が集まっていて、かつ自由なだけではなくて、そもそもフリンジがどのような作品を発表する場所かを改めて視察できた」と、自身の仕事に直結する刺激を受けたことを報告。劇団の制作を務める高本さんも「劇場やフェスティバル主催者の、アーティストに対するアプローチやサポートが充実している。色々なビジョンを持った人たちに開かれていることが印象的だった」と話しました。

舞台芸術の支援に携わる松波さんは視察を経て、「今は組織に所属しているので、中間支援組織がどのような形で、どのような考えを持って支援を行うべきかを深く考え直したい」と気づきがあったことを伝えました。

タイランド・ビエンナーレ(チェンライ)、バンコク|タイ

タイランド・ビエンナーレは、政府がタイ各地で開催する現代アートの祭典です。開催地が都度変わることが特徴で、開催3回目を迎えた2023年はタイ北部のチェンライで行われました。

瀬戸内国際芸術祭のコーディネーターを務めていた丹治さんは、ビエンナーレの見学後にバンコクに滞在し、現地の芸術祭の関係者にヒアリングを実施。「タイのキュレーターに連絡したら、面識が全然なかったにもかかわらず時間を割いてくれて、瀬戸芸にも興味を持ってくれた。会社ではなく個人で外部の人にコンタクトする経験があまりなかったので、すごくいい勉強になった」と振り返りました。

映像作家でありディレクターとしても活動する韓成南さんは、バンコクで5名のアーティストやギャラリストと交流。「タイにはアーティストとディレクターの兼業で活躍している方が多く、勇気づけられた」と、良い出会いがあったことを伝えました。

ニューヨーク・ブロードウェイ|アメリカ

世界的な劇場街であるニューヨーク・ブロードウェイには、俳優から舞台作品のプロデューサーやマーケターまで多様な人材が派遣されました。毎日びっしりと詰まったインタビューや観劇のプログラムをこなした4名の被派遣者は、ブロードウェイの体制や業界内の連帯、ブロードウェイミュージカルの作品傾向について情報収集ができたと話します。

日本とアメリカそれぞれの良い点と課題、労働環境や持続可能性への取り組み、チケットサイトの仕組みなど、それぞれに関心のある分野のリサーチを深め、共有するまたとない機会。プロデューサーとして活動する目澤さんは「この度、派遣されたメンバーはポジションも視点も全然違う4人だった。プログラムを通して色々な視点を持ち、チームになることで刺激し合えた」とプログラムの仕組み自体も良かったと振り返りました。

被派遣者の座談会(インタビュー)の様子

座談会では被派遣者10名が質問に答えたり、互いに質問し合ったりして3か国それぞれの体験を報告・共有しました。

今回の派遣で得た体験や経験を踏まえて、制作・ダンサーの遠藤さんは「海外で自分の活動を広げていくことに対して、心理的距離が縮まった。自分の作品やプロジェクトを考えるときに、海外でどう通用するかが視野に加わったなと思う」と実感。また、俳優の春日さんは「帰国してから、興味を持った分野の検定を受けた。ニューヨークがくれたエネルギーみたいなものが、自分の背中を押してくれているように思う」と手応えを感じていました。

劇団四季の事業戦略・マーケティングを担当する髙田さんは、「小さい演劇やミュージカルが成り上がれる環境が、東京にもあったらいいなと思う。今の日本の小劇場でどれだけクオリティの高いものが出来上がっても、最終的に大手の劇場に乗ることはない。その環境を、どうしたら日本で整えられるかを考えていきたい」と話しました。


2023年度が第1回となった、アーツカウンシル東京の「アートマネジメント人材等海外派遣プログラム」。今後の人材育成にも注目です。

記事をもっと見る

]]>
「東京のはら表現部」が東京芸術劇場でオープンのはらSeason5を発表https://satsumagayuku.com/event-report/1373/Mon, 11 Mar 2024 06:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=1373

アーツカウンシル東京や都立文化施設では、共生社会の実現を目指して、あらゆる人が文化芸術に出会い、体験し、参画できるような様々な取り組みを行っています。 その一環として東京芸術劇場が2019年6⽉にスタートし、今年で活動5 ... ]]>

アーツカウンシル東京や都立文化施設では、共生社会の実現を目指して、あらゆる人が文化芸術に出会い、体験し、参画できるような様々な取り組みを行っています。

その一環として東京芸術劇場が2019年6⽉にスタートし、今年で活動5年目を迎える「東京のはら表現部」。1年間の連続ワークショップの集大成である「オープンのはらSeason5」を2024年2月25日(日)に東京芸術劇場のロワー広場にて開催。「てあわせ」などのデモンストレーションと作品を発表しました。

会場内の写真について

主催者の許可を得て撮影をしています。

東京芸術劇場「東京のはら表現部」とは

東京のはら表現部とは、⾼校⽣からユース世代の障害のある⼈とない⼈が、⾝体のうちから湧き起る⾃然な表現を楽しみ、⼀⼈⼀⼈の個性と思いを⽣かし合って、⼀緒に新しいダンス作品を創造する活動です。

布や新聞紙など様々な素材を使い、表現の幅をバリエーション豊かに広げ、仲間⼀⼈⼀⼈と対等な関係性を築いて、ともに作品を創造します。また、活動を通じてインクルーシブな⾝体表現のファシリテータを育成しています。

オープンのはらSeason5の様子

メンバー全員がステージに集まって開演、出演者は一堂に会します。ファシリテーション実習生から東京のはら表現部の活動について質問されたダンサーメンバーは「すごく楽しい場所」「私の人生を変えてくれた」と前向きに話します。

初めはウォーミングアップです。自由に好きな場所を走って動き回り、大きく上に伸びたり、下にしゃがんだりと身体を動かします。東京のはら表現部のワークショップの延長線上に今日があること、そして普段どのように活動しているのかが伝わります。

次の「てあわせ」は、東京のはら表現部が大切にしている表現のひとつ。手と手、指と指を二人で合わせ、出会ったり離れたりを繰り返しながら身体を自在に操ります。

新聞紙を使ったパフォーマンスでは、自分と新聞紙の様子とを重ね合わせ、大きく揺れたり縮んだりと自由な身体性を楽しみます。もう一方のグループは2024年の辰年にちなんで「龍」をテーマとした作品で、卵から生まれた龍が大きく成長して空を飛ぶ様子を表現しました。

最後の作品発表の前に、ファシリテーション実習生は自らの思いを語ります。

「一人一人が違っているからこそ、こうして今ここに集まって、みんなで一つの何かを作ることがとても面白くて、尊いことなんだなと実感しています。メンバーとお互いの個性を引き出し合って深め合いながら、心の距離も縮まって、私はメンバーのことを大切な兄弟のように感じ始めました。

そんなメンバーとワークショップをする中で、この“のはら”で、お互いを照らし合って相手を輝かせることが、とても美しいと思うようになりました。表現の世界でみんなと出会って繋がって、またバイバーイと別れて、その中ではいつもみんなで照らし合って、輝きが溢れていたなと思います」

「そら」という作品は、東京のはら表現部の第1期メンバーが作ったもの。年ごとにメンバーが変わりながら自分たちの表現を加えて、今日まで踊り継がれている大切な作品です。

最後は観客を誘って、皆で「てあわせ」を行いました。

障害のある方を含む多様な人たちが主役になれる場が、劇場にもあるのだということ。そして、既存の芸術の価値に当てはまるものだけが、心を打つ表現ではないということ。東京のはら表現部は今後もこれらを伝えながら、多様な人たちがともに表現する作品づくりの活動を続けていくそうです。


記事をもっと見る

]]>
【3月10日まで一般観覧募集中】「キッズ伝統芸能体験」発表会を3月20日(水・祝)・27日(水)・28日(木)に開催https://satsumagayuku.com/press-release/2986/Thu, 07 Mar 2024 06:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=2986

2008年から毎年実施され、これまで約4300人の子供たちが参加した「キッズ伝統芸能体験」発表会が、2024年3月20日(水・祝)・27日(水)・28日(木)の3日間にわたって東京都の宝生能楽堂(文京区)と浅草公会堂(台 ... ]]>

2008年から毎年実施され、これまで約4300人の子供たちが参加した「キッズ伝統芸能体験」発表会が、2024年3月20日(水・祝)・27日(水)・28日(木)の3日間にわたって東京都の宝生能楽堂(文京区)と浅草公会堂(台東区)で開催されます。

発表会の案内役は元NHKアナウンサーの葛西聖司さんで、発表会の最後には講師を務めるプロの実演もお楽しみいただきます。発表会は要事前申込制・入場無料で、3月10日(日)まで発表会の一般観覧募集も行っています。

キッズ伝統芸能体験2023
発表会ポスター

16回目となる「キッズ伝統芸能体験」発表会。子供の創造性を育む芸術文化体験とは

アーツカウンシル東京公益社団法人日本芸能実演家団体協議会(芸団協)が主催する、本格的な子供向け体験プログラム「キッズ伝統芸能体験」は、本年度で16回目を迎えます。

2023年9月の開講式以来、都内8か所の稽古場で、全16コース約300名の小・中・高生が3月の晴れ舞台を目指して熱のこもった稽古を重ねました。4つのジャンル(能楽、長唄、三曲、日本舞踊)のプロの実演家が直接指導した、数か月にわたる稽古の成果を発表します。

「本物の体験」を通じて、伝統芸能を次世代へ継承すると同時に、未来の魅力ある東京を支える若者の想像力や発想力を育みます。(中略)

日本の伝統芸能への理解は、子供たちが、将来、国際的な舞台で活躍する際に大きな役割を果たすことになるでしょう。未来のために、“いま”だからこそ伝統芸能を子供のころから体験し創造性を育ててもらいたいと思っております。

アーツカウンシル東京 事業部事業推進課長 湯川 説子

「キッズ伝統芸能体験」発表会の概要

発表会では、約300人の子供たちが伝統が息づく本物の舞台に立ち、本格的な舞台演出で集大成を披露します。

※終演時間は目安です。前後する場合がありますので、予めご了承ください。
※[ユース]は、中・高生を対象とした「ユースプログラム」。ほかは、小・中・高生を対象とした「スタンダードプログラム」です。

能楽

〈発表コース:謡・仕舞(宝生流)、狂言(大蔵流)〉

日時令和6(2024)年3月20日(水・祝)13:30~17:30頃[13:00 開場](予定)
会場宝生能楽堂(文京区本郷1-5-9)

長唄

〈発表コース:三味線、三味線[ユース]、囃子[篠笛]、囃子[小鼓]〉

日時令和6(2024)年3月27日(水)15:00~18:00頃[14:30 開場](予定)
会場浅草公会堂(台東区浅草1-38-6)

三曲

〈発表コース:箏曲(生田流)(山田流)、箏曲[ユース](山田流)、尺八〉

日時令和6(2024)年3月28日(木)12:00~14:15頃[11:30 開場](予定)
会場浅草公会堂(台東区浅草1-38-6)

日本舞踊

〈発表コース:日本舞踊、日本舞踊[ユース]〉

日時令和6(2024)年3月28日(木)17:45~19:00頃[17:15 開場](予定)
会場浅草公会堂(台東区浅草1-38-6)

一般観覧は入場無料(事前申込制)/未就学児入場可/途中入退場可で、どなたでもご覧いただけます。3月10日(日)まで公式サイトからお申し込みが可能です。

“和”を身につけた凛々しい子供たちのひたむきな姿や真剣なまなざし、講師陣による迫力のプロ実演は必見。また、葛西聖司さんによる豊かな知識と深い愛情に裏打ちされたおしゃべりは、「楽しくて勉強になった!」「伝統芸能を身近に感じた!」と大好評です。

ぜひ、この機会にご覧ください。

※複数公演のお申し込み可。(1回の申込につき、1公演5名まで)
※応募者多数の場合は抽選となります。また、応募状況により、締切後も募集を継続する場合があります。
※結果は、3月12日(火)頃までに応募者全員へEメールにて通知しますので、必ずご確認ください。
※wageiko@geidankyo.or.jp からのメールを受信できるよう設定しておいてください。
※開催時間、内容、出演者等が変更となる場合があります。
※未就学児入場可。ただし、他の方のご迷惑となる場合は、ご退場をお願いすることがあります。

\この記事が役に立ったと感じたら/

詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
友だち追加

記事をもっと見る

]]>
美術手帖が運営するアートとクリエイティブの求人情報サイト「JOB by 美術手帖」がリニューアルオープンhttps://satsumagayuku.com/art-tips/2975/Wed, 06 Mar 2024 06:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=2975

アートメディア「美術手帖」が運営する、アート・デザインをはじめとしたクリエイティブ業界に特化した求人サイト「JOB by 美術手帖」が2024年3月4日(月)にリニューアルオープンしました。 また、リニューアルオープンを ... ]]>

アートメディア「美術手帖」が運営する、アート・デザインをはじめとしたクリエイティブ業界に特化した求人サイト「JOB by 美術手帖」が2024年3月4日(月)にリニューアルオープンしました。

また、リニューアルオープンを記念し、3月中に掲載を申し込む企業を対象に 「掲載期間1ヶ月延長キャンペーン」を実施しています。

※新しくなった「JOB by 美術手帖」ロゴ。制作はグラフィックデザイン事務所「高い山(TAKAIYAMA inc.)」。

JOB by 美術手帖とは

「JOB by 美術手帖」は、クリエイティブ業界に特化した求人サイトです。アートやデザインをはじめ、広告・出版・Web・建築・ファッション・ITプロダクトなど、幅広い求人情報を掲載しています。

今回のリニューアルでは、基本的な機能やプランの価格は変わらず、採用担当者や求職者、すべてのユーザーにとって見やすく、より快適に利用できるWebサイトを目指し、一部レイアウトなどを一新しました。

また、リニューアルにあわせてロゴを一新しました。制作はグラフィックデザイン事務所「高い山(TAKAIYAMA inc.)」。ロゴの文字上部が右肩上がりにつながっていくようなデザインにより、企業様と求職者様の「つながり」と、新しい人材や仕事との出会いでうまれる双方の「成長」を表現しています。求人サイトとして最も大事にしている2つの点を、サイトの顔となるロゴに落とし込みました。

トップ画面での求人検索も行いやすいよう、簡潔なデザインへと改修しました。求職者に必要な情報が届きやすいよう、レイアウトを整理。企業様の魅力や業務内容をわかりやすく伝えることができます。

※求人ページ

「JOB by 美術手帖」の特徴

「JOB by 美術手帖」は、求人サイトとして下記の特徴を持っています。

求人情報を約4万人に直接リーチ

アート・デザインの求人業界において最大級のフォロワー数を誇るXアカウントで、企業の求人情報を発信(2024年2月末時点で41,446人)しています。

低コスト+スピード掲載

45,000円/2ヶ月〜のリーズナブルな価格設定と最短即日の掲載で、手軽でスピーディーな求人活動を実現。成果報酬型ではないので、採用が決まった際も費用は一切発生しません。

3月4日(月)〜3月29日(金)までリニューアルキャンペーンを実施

リニューアルオープンを記念して、2024年3月4日(月)〜2024年3月29日(金)に「掲載期間1ヶ月延長キャンペーン」を実施します。全プラン価格はそのまま、通常掲載期間の2ヶ月に1ヶ月をプラスした計3ヶ月間の掲載で、長く募集活動が可能です。

<キャンペーン適用条件>

  • 2024年3月4日(月)〜2024年3月29日(金)の期間中に求人掲載をお申込みの企業様(※)
  • 2024年4月末までに求人掲載を開始いただける企業様

※上記期間中に「キャンペーンへお申込み」をいただいた企業様に限ります。
※3月3日(日)以前に掲載をお申込み済みいただき、上記期間中に掲載が「重なっている場合」はキャンペーンには適用されませんので、あらかじめご了承ください。

お申込みは簡単3ステップ

「JOB by 美術手帖」の掲載申込みは、下記の手順をご参照ください。

必要事項をご記入のうえ、メール送信

以下の内容のご記載をお願いいたします。メール受信後、担当者より1~2営業日以内にご返信いたします。

件名 … 「掲載期間1ヶ月延長キャンペーンのお申し込み」

本文 … 企業名・ご担当者様名をご記載ください。

宛先 … job_by_bt@ccc.co.jp「JOB by 美術手帖」窓口

掲載プランの選択、企業情報のご登録

上記の内容を管理画面からご登録いただきます。

求人情報のご入力〜掲載

ご登録後1〜2営業日以内に公開いたします。

美術出版社とは

1905年の創業以来、一貫して良質な美術図書の出版を手掛けてきました。『美術手帖』『ワイナート』などの定期雑誌、『カラー版美術史シリーズ』をはじめとする美術・デザイン・建築などの芸術全般にわたる書籍の出版、美術展のカタログ制作のほか、アートと人々をつなぐ多彩な事業を行っています。

\この記事が役に立ったと感じたら/

詳しく知りたい人はこちらの記事をチェック
友だち追加

記事をもっと見る

]]>