Blogさつまがゆくhttps://satsumagayuku.comSun, 25 Oct 2026 13:16:58 +0000jahourly1https://satsumagayuku.com/wp-content/uploads/2025/09/cropped-Blog_square-32x32.jpgBlogさつまがゆくhttps://satsumagayuku.com3232 【文化観光】神奈川県横浜市で『大決戦!超ウルトラ8兄弟』聖地巡りの旅https://satsumagayuku.com/journey/5165/Sun, 25 Oct 2026 09:06:51 +0000https://satsumagayuku.com/?p=5165

もしも、ウルトラヒーローが集結した戦いの舞台に、自分の足で立てるとしたら。2008年9月13日に公開された映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』は、横浜港開港150周年を記念して製作され、横浜市の全面協力のもと、市内で大規模な ... ]]>

もしも、ウルトラヒーローが集結した戦いの舞台に、自分の足で立てるとしたら。2008年9月13日に公開された映画『大決戦!超ウルトラ8兄弟』は、横浜港開港150周年を記念して製作され、横浜市の全面協力のもと、市内で大規模なロケが行われました。港の風景から市街地まで、物語の舞台は今も横浜に息づいています。

公式の「横浜ロケ地マップ」を参考に、1日で21か所を巡るモデルコースを考案しました。作品の名場面を思い出しながら、横浜の街へ出かけましょう。

※旅行情報は2026年10月時点のものです。
※行程の所要時間は目安です。

10時、北斗と夕子のパン屋さんに立ち寄って海の見える丘公園へ

まずは、横浜駅からJR横浜線またはJR京浜東北線で3駅の石川町駅からスタート。改札口を出て進むと、すぐに元町ショッピングストリートが見えてきます。

約300名のエキストラが逃げ惑うロケが行われた、全長約600mのストリート
創業100年を超える近澤レース店も劇中に登場

この商店街にあるのが横浜生まれの老舗ベーカリー、ポンパドウル元町本店です。

劇中では、ウルトラマンエースに変身する北斗と夕子が経営するパン屋

店内にはハード系から食パン、メロンパン、アップルパイまで100種類を超えるパンが勢揃い。10席のイートインでは、サンドウィッチプレートなどの店内飲食メニューも提供しています。パンを購入したら、次なる目的地、海の見える丘公園へ向かいましょう。

公園に入ったら展望台を目指し、階段を登ります。映画の撮影では機材を持ってここを登ったのかな……? と思わず想像してしまうほど急な階段ですが、横浜ベイブリッジを目の前にしたこの上ない絶景が待っています。

ミライがウルトラマンメビウスに変身するシーンのロケ場所

横浜港を一望しながら、先ほどのパンを朝食あるいはブランチに。塩パンロール183円はパリッとした表面にゲランドの塩がきいた、シンプルさとうまみが魅力です。

バーチカルギロチンに似ている?見た目にも笑みがこぼれる

公園を出て少し歩くと、すぐに横浜人形の家が見えてきます。

劇中ではゴルドラスの光線に破壊される施設

1987年製の創作人形「赤いくつの女の子」をはじめ、日本人形からアジアやヨーロッパの人形まで世界140か国1300点におよぶ人形が常設展示され、さまざまな地域や時代の人形文化に触れられます。

野口雨情の童謡「赤い靴」のイメージで創られた人形

ミュージアムショップにはギフト雑貨やぬいぐるみが並び、ふわふわやソフビ、アーツ撮りにおすすめのミニチュア小物も販売しています。併設するCafe Elliott Avenue(カフェ エリオットアベニュー)は、シアトルから直輸入した高品質な豆で淹れるエスプレッソや、クリームチーズと万能ねぎをたっぷりのせたシアトルドッグなどを味わえるカフェです。

11時、山下公園で赤い靴の少女像を探す

横浜人形の家からすぐ近くの海沿いには、日本初の本格的な海浜公園として1930年に開園した山下公園が広がっています。園内にはバラやコスモスなどの花が色鮮やかに咲き、木陰のベンチで休憩したり、芝生でピクニックをしたりと、気持ちよく過ごせる場所です。

劇中にも登場する「赤い靴はいてた女の子の像」をはじめ、歴史ある彫刻やモニュメントも設置されています。

関東大震災のがれきを埋め立てて作られた、横浜を代表する公園
ダイゴとミライの会話シーンは、赤い靴の少女像の前にベンチを置いて撮影された
山下公園は、1966年に放送されたウルトラマン第6話 『沿岸警備命令』のロケ地にもなった

公園近くの通りには、スポーツサイクル専門店のGREEN CYCLE STATION YOKOHAMAがあります。

劇中では、ウルトラマンに変身するハヤタがアキコと経営するサイクルショップ

さらに歩き、大さん橋国際客船ターミナルを目指します。1894年に竣工した大さん橋(当時は鉄桟橋)は、横浜港開港を今に伝える施設です。現在も国内外のクルーズ船が寄港し、館内には最大1100人を収容できる大型ホールやレストランも備わっています。

大さん橋のデッキエリアは400mを超え、先端まで歩くと距離がありますが、海のすぐそばで潮風を感じられる人気スポットのひとつ。よこはまコスモワールドの観覧車や横浜ランドマークタワー、特徴的な半円形のヨコハマ グランド インターコンチネンタル ホテルを一望でき、心地よさを感じられます。

大さん橋ではダイゴとレナのシーンが撮影された

横浜港の歴史をより深く知るためにも、訪れておきたいのが横浜開港資料館です。ペリー来航から始まる横浜開港の歴史を紹介する施設で、古文書や瓦版、古地図、古写真、昔の横浜を今に伝える模型展示などが充実しています。

ダイゴが観光課の仕事で、ペリー提督ゆかりのたまくすの木を紹介していた場所
新館2階の展示風景より。このほか、旧横浜英国総領事館を保存・活用した旧館でも資料を展示

ミュージアムショップ&カフェのPORTER’S LODGEでは、開港にまつわる書籍や横浜土産を購入したり、店内またはテラス席で、“たまくすの木”ロイヤルミルクティーのミルフィーユをいただいたりもできます。

※ミルフィーユは1日に数量限定のため、食べたい方はお早めの注文がおすすめです。

13時、ダンのハワイアンレストランでお昼にカレー

横浜開港資料館から道路を挟んで真向かいにあるのは、ハワイアンカレーの名店・珊瑚礁の系譜にあたるサンアロハ。名物のカレーのほか、ロミロミサーモンやポキサラダ、トロピカルカクテルなどがあり、ハワイ気分を楽しめるレストランです。

劇中では、ウルトラセブンに変身するダンがアンヌと経営するハワイアンレストラン

ここにはウルトラカレー(ロコモコカレー)という隠れた名物があり、ダイゴ・アスカ・我夢たちが劇中で食べていた裏メニューとして、店員さんにお願いすると用意してもらえるとか……

※ウルトラマンの公式イベントなどに合わせて、お店がSNSに情報を掲載している場合もあります。
※提供していない可能性もありますので、詳細はお店でご確認いただくことを推奨します。

黒っぽく濃厚なルーに、半熟の黄身がとろっとした目玉焼きは相性抜群。大きなハンバーグでボリュームも大満足の1品です。人気店のため土日祝のランチは待ち時間も発生しますが、空いていればダイゴたちの座った席を選べることも! カウンター席も広々と使えて、ゆったりと食事ができます。

ウルトラカレー2200円(写真は220円引でライス小)

ランチを堪能したら、腹ごなしも兼ねて横浜赤レンガ倉庫までお散歩を。旧臨港貨物線の鉄道高架橋を利用した、高架の遊歩道・山下臨港線プロムナードを歩いていくと、特徴的な赤レンガの外観が見えてきます。

ダイゴとダンディー4の会話シーンが撮影された場所

横浜赤レンガ倉庫はかつて国の保税倉庫で、その貴重な歴史的建造物を保存・活用し、2002年に文化・商業施設としてオープンしました。ショップやレストラン、カフェなど約70店舗が入り、演劇や展示を行うホール・スペースも併設。2026年には『ULTRAMAN EXHIBITION -ウルトラマンシリーズ60周年展- in 横浜赤レンガ倉庫』の会場にもなっています。

キングゲスラが出現した場所。特撮ではミニチュアでも再現された

15時、ダイゴ・アスカ・我夢が一緒にいた日本丸メモリアルパークを見学

次の目的地、日本丸メモリアルパークに向かう道中には、全客室から横浜の夜景を眺められる宿泊施設・ナビオス横浜や、臨港鉄道のレールや橋梁が残る遊歩道・汽車道を通過できます。

建物内でウルトラマンたちを応援する市民のシーンが撮影された
ダンディー4が変身した場所は、汽車道から連なる運河パークのほうが正確かも? 3棟の高層ビルが連なるクイーンズスクエアを目印に探してみて

そしていよいよ辿り着くのが、劇中でも象徴的な登場を果たした日本丸メモリアルパークです。1930年に建造された日本丸は船員を養成する練習帆船で、現在は国の重要文化財に指定され、横浜港の歴史を伝えるシンボルとして大切にされています。

普段はたたんでいる29枚の帆を約80人のボランティアの手で広げる総帆展帆(そうほてんぱん)の日に見られたらラッキー! 現役当時の姿を見ることが叶います。

平成3部作『ティガ』『ダイナ』『ガイア』の主人公が、撮影初日で初顔合わせとなったロケ場所
ダイゴ・アスカ・我夢の3人が立ち話をしていた道

横浜港をテーマにした横浜みなと博物館(旧:横浜マリタイムミュージアム)も隣接し、立体模型や体験展示を通じて、横浜港の歴史や役割を知ることができます。

劇中では、我夢が学芸員として勤めている設定のミュージアム。2009年春に新名称「横浜みなと博物館」としてリニューアルオープン

神奈川県を放送対象地域とするFMラジオ放送局、横浜FM放送のスタジオ・本社がある横浜ランドマークタワーもここから見えます。

DJであるレナの職場の設定で、実際のブースを利用して撮影された

16時、戦いを終えた8兄弟が集結した臨港パークへ

ここからまた歩き、海辺に広がるみなとみらい地区最大の緑地・臨港パークを目指します。水平線の向こうに8兄弟が並んで立ち、人間の姿になって歩いてくるシーンを思い出すと、胸が熱くなるほどです。

歴代ウルトラヒーローを演じた8人の勢揃いするシーンが撮影された

ここまで長距離を歩き、少し疲れを癒やしたくもなるはず。みなとみらい駅が近い臨港パークの周辺は商業施設も多く、ほっとひと息つけるカフェもいろいろな選択肢があります。

まだまだ体力あるよ!という方は、やや離れたエリアにある大倉山記念館、横浜・八景島シーパラダイス、根岸森林公園、三溪園などのロケ地を訪問してみるのもおすすめです。鴨居駅のららぽーと横浜まで出れば、約1時間でウルトラアスレチック横浜に行くこともできるとか……!

※各施設の営業時間をご確認のうえ、お楽しみください!

18時、ダイナとガイアの変身シーンが撮影された神奈川県庁を目指して

日没後も聖地巡り、夜だからこそ見たいスポットがまだまだあります。

夜のコースは、みなとみらい線の馬車道駅からスタート。神奈川県の独立局であるTVKテレビ神奈川の本社ビル、横浜メディア・ビジネスセンター(YokohamaMBC)を通過し、横浜公園や横浜スタジアムを通って神奈川県庁へ向かいます。

『ウルトラQ』の主人公・万城目淳の特別番組をはじめ、各TVシーンはここで撮影された
怪獣災害からの避難所や救護所として使われる様子が撮影された
アスカが勤めている設定のスタジアム。横浜ベイスターズのホームグランド

国指定重要文化財である県庁本庁舎は、平日の日中のみ見学できます。夜間はアスカと我夢のように屋上展望台へ登ることはできませんが、西洋建築に和の様式を融合させた特徴的な外観は、地上から見るだけでも劇中の名シーンを思い出させてくれます。

キングの塔として親しまれている神奈川県庁本庁舎のほか、クイーンの塔とジャックの塔がある

19時、最後は横浜中華街で食べ歩き!

8兄弟の世界を存分に楽しんだ一日は、横浜中華街で締めくくり! 映画の製作時には、通常はロケが許可されていない横浜中華街でも特別に撮影が行われました。冒頭にダイゴが自転車で通過する善隣門(ぜんりんもん)や、豪華絢爛な道教寺院・媽祖廟(まそびょう)などのスポットを巡ることができます。

奥に見える状元樓 横浜中華街本店は上海料理の老舗で、劇中にも登場
怪獣から逃げる人々が身を寄せていた媽祖廟

横浜中華街には魅力的なグルメがたくさんありますが、老舗のマストバイといえばブタまん・肉まん・点心の専門店として有名な江戸清(えどせい)の商品。食肉の卸売から始まった江戸清は、肉のおいしさにこだわった看板商品のブタまんをはじめ、常時10種類以上の中華まんじゅうを店頭で取り揃えています。

直径約11cmの特大サイズを誇る、熱々でふかふかの皮に包まれた、肉汁があふれる豚肉のジューシーな具。シンプルなブタまんにフカヒレやカニなどを加えたフカヒレ豚まん600円は、ウルトラマンシリーズ60周年のコラボ記念商品にも採用された1品です。

2026年7月に開催された『ウルトラマンティガ30thプレミアムステージ』では、ハヤタ役の黒部進さんがアキコ役の桜井浩子さんとレナ役の吉本多香美さんをブタまんの店に連れて行ったというトークが。もしかしてここかも?

神奈川県横浜市のお土産

最後に、横浜でおすすめのお土産をご紹介。老舗企業のありあけが手がける横浜銘菓「横濱ハーバー ダブルマロン」は、薄くしっとりしたカステラ生地で栗の餡を包み、和と洋が融合したマロンケーキです。繊細な食感と上品な甘さで、船をイメージした形も愛らしい! 個包装で日持ちするのも便利です。

期間限定で発売された『ウルトラマンシリーズ60周年記念ハーバー』と、購入特典のオリジナル缶バッジ

おわりに

1日がかりで『大決戦!超ウルトラ8兄弟』の聖地21か所を巡る、ウルトラマン好きのための横浜さんぽ。行程を2日以上に分ける、巡る場所を絞って観光スポット周遊バス「あかいくつ」を活用するなど、アレンジも自在です。横浜の歴史や文化にも触れられるルートになっているので、これを機に横浜旅行を計画する方にも参考にしていただけます。

神奈川日産の南店やレストランTYCOONなど、残念ながら今ではなくなってしまった店舗・施設もありますが、さまざまなロケ地を巡ったあとに映画を見れば、実際に訪れた場所がたくさん出てきて思わず嬉しくなるはず。映画の世界を体験できる1日をぜひお楽しみください。

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【歳時記】旧暦9月13日は十三夜。名月と豆・栗を楽しむ、もうひとつのお月見https://satsumagayuku.com/saijiki/5152/Fri, 23 Oct 2026 10:45:01 +0000https://satsumagayuku.com/?p=5152

秋の風物詩といえば、お月見。十五夜ともいわれる昔からの風習ですが、もうひとつのお月見「十三夜」は意外と知らない人が多いもの。 十三夜は、十五夜からおよそ1か月後にめぐる「後の月(のちのつき)」。満月に少し足りない、ほんの ... ]]>

秋の風物詩といえば、お月見。十五夜ともいわれる昔からの風習ですが、もうひとつのお月見「十三夜」は意外と知らない人が多いもの。

十三夜は、十五夜からおよそ1か月後にめぐる「後の月(のちのつき)」。満月に少し足りない、ほんのり欠けた月を愛でる、日本ならではの趣ある行事です。難しい準備はせずとも、旬の豆や栗を食卓に並べて、夜空を見上げるだけで十分。日本伝統文化を専門とするライターが、十三夜の由来や意味と、忙しい毎日でも取り入れやすい楽しみ方をご提案します。

十三夜(じゅうさんや)とは

十三夜は、旧暦9月13日の夜のこと。新暦では毎年日付が変わり、2026年は10月23日です。十五夜(旧暦8月15日)が中国から伝わった風習とされるのに対し、十三夜は日本で生まれた風習といわれます。平安時代の宮中で月を愛でる催しが行われたことに始まるとされ、起源には諸説あります。

十五夜のお月見だけで終わらせるのは「片見月(かたみつき)」といい、縁起が悪いとされてきました。十五夜と十三夜の両方を楽しむのが本来の形で、二度目のお月見ということから、十三夜は「後の月」「二度目の月見」とも呼ばれます。

旬の豆や栗をお供えすることから、「豆名月(まめめいげつ)」「栗名月(くりめいげつ)」の別名もあります。満月ではなく少し欠けた月を美しいと感じる、日本人の美意識が表れた行事です。

十三夜の季節の恵み、豆と栗を味わおう

十三夜に名月が見られるかどうかは、天候による運も大きいところ。たとえ月が見えなくても、豆名月と栗名月にちなんで、旬の豆や栗を食卓に取り入れれば、気軽に秋の行事を味わえます。

豆名月を煮豆でいただく、ほっくり秋のお惣菜

豆名月の「豆」は、もともとは枝豆を指すことが多いといわれます。旬の枝豆をゆでてお供えし、そのまま食卓へ。さらに手軽なのが、調理の手間なく出せる煮豆のお惣菜です。

市販で手に入りやすいのは、いんげん豆の仲間の金時豆と白花豆。金時豆はふっくらと優しい甘さ、白花豆は大粒でほくほくとした食べごたえが魅力です。

どちらもやわらかく煮てあるので、噛む力が弱くなった高齢の方の食事や、離乳食にも向いています。

栗名月に栗のお菓子を。モンブランで楽しむお月見

栗は、ごはんにもお菓子にも使える秋の味覚。栗のお菓子といえば代表的なのがモンブラン、まるい月に見立てて楽しむのも一興です。

ふわふわのスポンジに、なめらかな栗のクリームを絞ったモンブランを、食後のデザートに。

タルト生地のものや、洋酒をきかせた大人向けのものなど、お好みでどうぞ。
お店で買えば準備いらずで、忙しい日でも気軽にお月見気分を味わえます。

おわりに

花鳥風月や雪月花という言葉があるように、日本人は昔から月を愛でてきました。満ち欠けする月に心を寄せ、移ろう季節を感じる、その心は忙しい現代の暮らしにもそっと寄り添ってくれます。

いつもの食事に、豆や栗をひと皿添えるだけで十分。月が見えなくても、窓を開けて夜空を探してみるだけでも、立派な十三夜です。今年の十三夜は、ぜひ豆や栗とともに、ゆったりと秋の夜を味わってみませんか。

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TBSによるアートイベント「AKASAKA ART WAVE」が3月13日(金)〜29日(日)に初開催https://satsumagayuku.com/press-release/4922/Sat, 07 Mar 2026 08:20:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=4922

TBSは2026年3月13日(金)〜29日(日)に東京・赤坂のTBS放送センター裏(南公園)周辺にて、アートイベント「AKASAKA ART WAVE」を開催します。 TBSでは、これまで赤坂サカスを中心に様々なエンタテ ... ]]>

TBSは2026年3月13日(金)〜29日(日)に東京・赤坂のTBS放送センター裏(南公園)周辺にて、アートイベント「AKASAKA ART WAVE」を開催します。

TBSでは、これまで赤坂サカスを中心に様々なエンタテインメントを展開してきました。2028年には「赤坂二・六丁目地区開発計画」が竣工予定となっており、クリエイターが集まる街・コンテンツが創造され続けていく街にしていくことを目指しています。

「AKASAKA ART WAVE」はそれらを見据えた現代アートのフェスティバルとして、赤坂のTBS放送センターの脇にある遊歩道・南公園にて開催されます。(同時期開催「TOKYO CREATIVE SALON」の連携企画)

かつて東京近郊は現代より海面が高く、赤坂周辺は海と陸の交差する入江に位置していたと言われています。まったく異なる姿をしていたであろう太古の昔に思いを馳せながら、再開発という赤坂の街が変わり行く時代の波打ち際に、長大な可能性を想像するアート体験です。

参加アーティストは、「エンタテインメント・シティ」として赤坂で紹介するにふさわしい新進気鋭の若手作家4組。それぞれ独自の表現を追究しながら、太古と現代、リアルとデジタル、日常と非日常──の波打ち際を描きます。

参加アーティスト

松田将英

「AKASAKA ART WAVE」の特徴

①ポップでディープに日常を揺らす屋外作品

ビジネスマン・カルチャー好きの若者・愛着の深い住民──赤坂に集まる多様な人たちがアートを楽しめるよう、展示されるのはどれもキャッチーで強いビジュアルを持った作品たちです。いっぽうでその奥には作家のストーリーや深い問題提起が通底しています。

作品は屋外展示でいずれも鑑賞無料。日常のふとしたシーンに現れる現代アートをお楽しみください。

②鑑賞者の感性を揺らして想像をめぐらす作品たち

太古と現代という長大な時間軸がねじられる作品、リアルとデジタルを曖昧なものとし未来の可能性を押し広げる作品、日常の物や風景を異化し想像をふくらませる作品など、展示される作品は「感性の波打ち際」をテーマにキュレーションされています。

いずれも鑑賞したあなたを既成概念の波打ち際に立たせ、WAVEのように揺るがすでしょう。

③「むずかしいアート」を等身大のことばで

アーティストの考えがわかると、作品鑑賞はさらに楽しさと深さが増します。各作品の近くには、作家インタビュー動画を設置。

また、会期中の3月19日(木)には、オンラインアート鑑賞プログラム「ZOOOOOM ART MUSEUM」で特別編として「AKASAKA ART WAVE」を取り上げます。アーティストやプロデューサー、キュレーターの考えをご視聴ください。

開催概要

展覧会名:AKASAKA ART WAVE
場所:TBS放送センター裏(南公園)周辺
⽇時:2026年3月13⽇(金)〜29日(日)午前10:00〜午後6:00
入場料:無料
アーティスト:井上修志、井上ひかり、柴田まお、松田将英

キュレーション:⽥尾圭⼀郎(田尾企画 編集室)
プロデューサー:高山暢比古(TBS)
インストール:DUBEL
主催:TBS
協力:博報堂、TCS AKASAKA

オンライン配信イベント

博報堂が手掛けるオンラインアート鑑賞プログラム「ZOOOOOM ART MUSEUM」で、特別編として「AKASAKA ART WAVE」を取り上げます。展示されている各作品だけでなく、プロデューサー・キュレーター両名からプロジェクト全体のコンセプトや背景を聞きます。

日時:3月19日(木)午後7:00〜8:00
登壇者:井上ひかり(アーティスト)
柴田まお(アーティスト)
田尾圭一郎(田尾企画 編集室、「AKASAKA ART WAVE」キュレーター)
高山暢比古(TBS、「AKASAKA ART WAVE」プロデューサー)
料金:無料

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日本伝統文化検定2級に合格!アートライターの受検記と振り返りhttps://satsumagayuku.com/art-tips/4524/Mon, 03 Nov 2025 10:50:04 +0000https://satsumagayuku.com/?p=4524

Blogさつまがゆくをご覧いただき、ありがとうございます。主宰のさつま瑠璃です。 この度、かねてから挑戦していた、一般社団法人日本伝統文化検定協会の日本伝統文化検定2級(日本伝統文化マスター)に無事合格いたしました。 一 ... ]]>

Blogさつまがゆくをご覧いただき、ありがとうございます。主宰のさつま瑠璃です。

この度、かねてから挑戦していた、一般社団法人日本伝統文化検定協会の日本伝統文化検定2級(日本伝統文化マスター)に無事合格いたしました。

一度は受検をキャンセルし、返金を受けた伝検。「やってみたい!」と意気込んだものの、待ち受けていたのは想像以上の専門知識の壁。仕事の繁忙期も重なり、テキストを半分も読めないまま、泣く泣く見送ることに…
仕事が落ち着いた今年8月、再挑戦を決めました。

受検辞退からいかに再挑戦し、合格率34%をどうやって突破したのか。勉強法や当日の心境、今後の展望までを振り返ってみます。

なぜ、伝検2級に挑戦したのか

Web検索でこの検定を偶然知り、「やってみたい!」と直感的に強く感じたのは、日本美術・工芸・伝統文化の奥深さに普段から惹かれていたからです。自分の知的好奇心を満たすだけでなく、その知識を執筆の仕事や日々の生活の中で「しっかりと世の中に還元したい」という想いがありました。

しかし、第1回試験は勉強時間が足りず、受検を断念。「次はいつになるのかな」と漠然と考えていましたが、閑散期である8月にふと「今こそチャンスでは?」と思い立ちました。

伝検の知識が、アートライターの仕事でも役に立つといいな!と思ったのです。

激闘!アートライター流・伝検勉強の進め方と工夫

仕事の繁忙期も避けたこのチャンスを逃すまいと、日頃から利用しているコワーキングスペースに連日、朝から晩まで滞在する日々。帰省の折に母が持たせてくれたおにぎりや焼菓子を食べて励まされ、冷房の寒さに耐えながら黙々と…まるで受験生のような生活でした。

2級に合格するために、どんな工夫をしたのか。振り返りながらご紹介します。

公式テキスト

まず、Amazonで公式テキストを購入しました。今でも調べたいことがあるとき、よく参考にしています。

当時行われていたテキストのプレゼントキャンペーンには外れてしまい、自分で購入しました。

Amazonで伝検公式テキストを購入する

テキストはわかりやすい一方で、前触れもなく難読漢字や専門用語が登場し、ふりがなが振られていないこともあります。その都度立ち止まって調べなければなりませんでした。この「紙屋院」は「かみやいん」かなとも思えますが、急に知らない単語が出てくると不安に…

「まし」「にれがみ」など、すべて検索して調べました。

テキスト内だけで完結しているとは言えず、説明不足…というより、テキストに入りきっていないと感じる部分が多々ありました。自発的に外部情報を取り込む姿勢が必須ゆえ、意図的にそういう設計になっているのかもしれません。どの分野も冒頭には歴史の説明があり、ここでつまずくと学習がつらくなるので、これから勉強する人は一旦流し読みで全体像を掴むのも手です。

友禅の制作工程にて。青花とは何か、なぜ青花で図案を写すのかは調べないと分からなかった点です。

テキスト2周目以降は、写真とキャプションを重視。模擬試験の傾向から見ても、画像の出題は確実にあると予測していました。テキストへの書き込みには、細かい書き込みがしやすいPILOTの「Juice up(ジュースアップ) 04」を愛用。初版のテキストを使ったので、最後には誤植や訂正も抜かりなく反映させました。

学習ノート作り

ただテキストに線を引くだけでは、知識は頭の中でバラバラのまま。わかりにくい部分はノートに図解してまとめ直す、という作業を徹底しました。時系列に整理したり、表でまとめたりする作業を重点的に。作成したノートは、試験直前にも読み返ししました。

書くときに自由度が高い、罫線や点のないノートを使いました!

情報・写真・動画のWebリサーチ

難読漢字やテキスト内容で深掘りしたい箇所が出てきたときは、その都度Webで検索し、得られた情報をノートに書き足しました。文字だけではイメージできなかったものは、写真や映像で理解が深まったと感じます。

特に参考になったのは、「伝統工芸 青山スクエア」のYouTube動画。すごく良かったです。

週刊メールマガジン「伝検通信」

毎週木曜日に送られてくる週刊メールマガジン「伝検通信」は欠かさず目を通し、伝検クイズの解答もまとめておきました。

Notionは仕事でもヘビーユーズしているアプリの一つです!

模擬試験

すべての学習を終えて、最後に模擬試験に挑戦。ところが、試験の直前にもかかわらず結果はボロボロ。「やっぱり無理かも…」と一気に不安が押し寄せました。

でも、学習を始める前の何もわからなかった頃と比べると全然違う。点数は取れていなくても、出題された問題の正誤の理由がちゃんと理解できるようになった!と成長があることに気づきました。ここで落とした問題はテキストやノートで再確認し、試験直前の最後の追い込みへ。

【番外編】体験学習

美術館や博物館で見たことのある作品や名前が頻出し、展覧会を多く見ていてよかったと思いました。ただ、アートライターの仕事を4年以上やっていても難しく感じたので、侮れません。あとは、大河ドラマを見ていてよかった。時代劇のドラマや映画はインプットにきっと役立ちます。

普段からどれだけ伝統文化に触れているかを問われるのが、何よりシビアだと感じました。

伝検の出題範囲と、身につく学習のやり方

伝検の学習・出題範囲は工芸・文化の8分野です。

合格には70%以上の得点が必要だったので、だいぶ健闘しました。

陶磁器・ガラス

陶磁器は産地とやきものの名前がとにかく多く、覚えることが多く大変。最初はどれも似たように見えていたものが、一つ一つの特徴を知ることで、それぞれの個性が際立ち、その独自性を見極められるようになるのが面白かったです。

金工・木漆工

「陶磁器・ガラス」と「金工・木漆工」までの序盤は、試験範囲が広く内容も専門的。特にここまでは出題数が多く比重も高いのに、用語や知識が難しく、冒頭から躓いてしまいました。比較的とっつきやすいジャンルから始めたほうが、モチベーションが持続したのかもしれません。

テキストの厚みも、この2分野はずば抜けて多い!

和紙・染織

和紙は巻物や建築など、何に使われたかを知ることが理解のヒントになりました。染織は予想以上にマニアックで難しい。特に織機の仕組みは馴染みがなくて理解に苦労し、動画を探して何度も見返しました。学習は大変ですが、地域性が豊かで奥深い分野です。

建築・庭園・美術

建築・庭園は、寺院や神社の建築をあまり見たことがなかったせいで、イメージが湧きにくかったのが試練に。日本史も不得意なので、色々な戦国武将の名前を出されても、あまりピンと来ないことに焦りを覚えました。
茶室の時代ごとの変遷や分類については、別途まとめるのがおすすめです。

形と名前と、とにかく覚えることが多い…!

美術はアートライターとして落とすわけにはいかないと思っていた分野。大河「べらぼう」を見ていたおかげで、絵師の名前はすぐ覚えることができました。

伝統色・文様

伝統色と文様は一見華やかで楽しそうですが、内容を確認すると相当ニッチな印象でした。伝検協会指定参考書(ウェブサイト)の「伝統色のいろは」がとても便利。色のイメージが湧きにくい場合は、「明るいテラコッタ」や「ダークパープル」など、現代的な色名に置き換えると理解しやすかったです。

茶道・和菓子・日本茶

茶道では教科書的な日本史にはあまり出てこない人物名も登場し、やきものや茶室の建築など他分野で触れている内容も絡んでくるので、横断的な知識が問われます。誰がどのような茶室を好んだか、誰が何の流派を始めたかといった情報は、体系的にまとめて覚えました。

聞きなれない名前が多く、難しかった部分の一つです。

和菓子と日本茶(と食文化も)は日常で親しみやすいジャンルだからこそ、勉強自体は取り組みやすい一方で、試験ではかなりトリビア的な出題があったように思います。和菓子は普段から食べておいたほうがいいなと実感。歌舞伎座の1階にあるお土産処「木挽町広場」がおすすめです。(週替わりで大体いろんな全国の和菓子が出ており、駅直結で公演チケットがなくても入れます)

食文化・歳時記

歳時記は私のYouTubeをぜひご参照ください!

芸能

能楽・人形浄瑠璃文楽・歌舞伎に関しては、実際に見ているかどうかで理解度がだいぶ変わると痛感。私は歌舞伎は何度か見ていましたが、能楽の知識が浅く危機感を覚えました。ただ、出題範囲を今改めて振り返ってみると、基礎的な内容に絞られているようにも感じます。そこからいかに沼っていくかですね。私は今まさに沼っています。

いざ本番。試験当日の振り返り

試験前日は早く寝て、当日朝は家に飾っている達磨さんにお祈りし、ランチには「カツ」サンドを購入。カフェイン入りの飲むゼリーやブドウ糖ラムネを鞄に忍ばせて出発し、ぎりぎりまでコワーキングスペースで最終確認を行いました。自分の行動から滲み出る本気度に、逆に自分自身が戸惑ってプレッシャーに感じるほど。

「そこが出るんだ!?」と思うような出題に肝を冷やしつつ、試験時間のぎりぎりまで見直しと自己採点。「この分野、1問でも落としたら即終了?」とぞっとした瞬間も。合格がわかったときは安堵して思わず脱力しました。欲を言えば高得点を獲得し、伝検の公式サイトに名前を載せたかったです!

2級の合格には各分野で50%以上の得点が必須。最後まで不安でした。

苦手意識のあった建築・庭園で運良くマニアックな出題がなく、アートライターらしく「建築・庭園・美術」で満点を取れました。命拾いしたなと思います。

伝検で日本伝統文化を学び、何が良かったのか

まずは勉強を通じて、さまざまな伝統工芸に出会えてよかったです。自分の新たな「好き」が広がり、今まで知らなかったものづくりの世界を知れました。

和紙や藍染、絣などを作るのは、気の遠くなるような手間がかかっていて驚き。それを知ることで、職人技の凄さや、高価な理由がわかりました。高いけれど手に取ってみたい、と思うようになったし、その価値を知れたのはすごく意味のあることだったなと思います。こんなに全国に産地があるのなら、旅行の楽しみ方も広がりそうです。

アートライターゆえなのか(?)「鳥獣戯画」を思わせるユニークな絵柄でした!

伝検資格を活かした今後の展望

今後の目標は、「伝統文化とともにある暮らしってクールだよね」という価値観を広く伝えていくことです。例えば、外資系ハイブランドも素敵だけど、日本の伝統工芸のジュエリーを身につけることこそお洒落だよね、みたいな。私自身がそういうライフスタイルを積極的に発信して、「これ、いいな」「真似してみたいな」と思ってもらえたら嬉しいです。

それに伝統文化は、地球にやさしい。自然美を愛でる、自然と共にあるという考え方に加えて、大量生産・大量消費ではなく、同じものを捨てずに長く使うことは地球環境に良い。すごくサステナブルで、脱炭素社会に繋がると思います。

あとは、伝統文化に興味のある仲間や、自分と違う領域を得意としている人と繋がっていきたいです。私は美術が得意ですが、建築分野が得意な人、着物が大好きな人、「和菓子や和食は私に任せて!」という人もきっといるはず。表現方法もそうで、私がライターとして文章を書くのと同じくらい、動画で紹介するのが得意な人、ラジオやPodcastで話すのが得意な人もいる。職業も、主婦や先生や販売員さんなど、いろいろな人がいると思います。得意分野や立場が違っても、志を同じくする人たちと交流してみたいです。ライターは個人プレーになりがちで孤独な職業なので、人との出会いはすごく大切だなと思っています。

\ さつま瑠璃をもっと知りたい方はこちらへ /

これから受検する皆さんへ

伝統文化は歴史、美術、科学、民俗学など、多彩な知識がつく総合学習です。興味のある部分を掘り下げたらキリがなく、伝検を通じて横断的な知識を学びつつ、「私の強みはこの分野です」と、人それぞれのオリジナルな伝統文化の伝え方をできるのがいいなと思います。

伝検の合格はゴールではなく、むしろ「伝統文化とともに生きる豊かなライフスタイル」を発信していくためのスタートラインです。皆さんの合格を心から応援しています!
私自身も日本美術・工芸・伝統文化の知見をしっかりと世の中に還元しつつ、これからも学び続けたいです。いずれは1級!

\ アートと伝統文化をSNSで発信中 /

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【2026.9.3更新】東京都内で見られる日本美術の展示一覧https://satsumagayuku.com/art-tips/1243/Sat, 01 Nov 2025 08:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=1243

日本画や絵巻、工芸に書、そして浮世絵まで。日本美術は国内のさまざまな美術館・博物館・寺社の宝物館などで見ることができ、特に東京・京都・奈良・鎌倉など古い時代から都として栄えてきた土地には、日本美術を専門的に展示するミュー ... ]]>

日本画や絵巻、工芸に書、そして浮世絵まで。日本美術は国内のさまざまな美術館・博物館・寺社の宝物館などで見ることができ、特に東京・京都・奈良・鎌倉など古い時代から都として栄えてきた土地には、日本美術を専門的に展示するミュージアムも数多くあります。

国宝や重要文化財に指定されている名品、現代のアーティストが手がける作品など、今まさに東京都内で楽しめる日本美術の展示を一覧でご紹介。散策や休日の計画に、ぜひご活用ください!
※更新は不定期です。

【2026年9月】東京都内で見られる日本美術の展示一覧

日本美術の展覧会を、エリア順にピックアップしています。

※会期・開館情報は状況により変更になることがあります。最新情報は、館および展覧会の公式ホームページやSNSをご参照ください。
※エリア区分には主に、最寄駅名または地名を記載しています。
※日本美術および東洋美術(アジア美術)の展示を行う美術館・博物館が中心です。歴史資料館(史料館)や文学館、専門ミュージアムなどは、原則として対象外となりますので予めご了承ください。
※常設展・企画展(特別展)を問わず紹介します。なお、企画展(特別展)を紹介する場合は常設展を割愛して表記します。
※スマートフォンやタブレットで閲覧する際は、画面を横にスクロールしてご覧ください。

エリア館名展覧会名
千代田区/竹橋国立近代美術館(MOMAT)『杉本博司 絶滅写真』
2026年6月16日(火)~2026年9月13日(日)
千代田区/半蔵門半蔵門ミュージアム特集展示『ガンダーラの仏像と仏伝―釈尊のすがた―』
2026年5月23日(土)~2026年9月27日(日)
千代田区/東京静嘉堂文庫美術館『民藝SHOCK!!―没後60年 静嘉堂の河井寬次郎』
2026年9月5日(土)~2026年11月8日(日)
千代田区/東京三菱一号館美術館『“カフェ”に集う芸術家ー印象派からゴッホ、ロートレック、ピカソまで』
2026年6月13日(土)〜2026年9月23日(水・祝)
千代田区/東京東京ステーションギャラリー『水滸伝』
2026年9月19日(土)〜2026年11月8日(日)
中央区/三越前三井記念美術館『館蔵の茶碗100撰―国宝から手造茶碗まで―』
2026年9月12日(土)〜2026年11月23日(月・祝)
港区/六本木サントリー美術館『逸翁美術館コレクション 蕪村・呉春と茶の湯の名品』
2026年9月16日(水)〜2026年11月8日(日)
港区/六本木一丁目大倉集古館企画展『祈りと救いの美―国宝 普賢菩薩騎象像との出会い』
2026年7月28日(火)~2026年9月27日(日)
港区/六本木一丁目泉屋博古館東京特別展『没後100年記念 住友春翠―仕合せの住友近代美術コレクション』
2026年8月29日(土)〜2026年10月12日(月)
港区/汐留パナソニック汐留美術館町田市立国際版画美術館所蔵『長谷川潔展 ―パリに生きた銅版画家の軌跡』
2026年7月11日(土)〜2026年9月23日(水・祝)
港区/白金台東京都庭園美術館『ルーシー・リー展―東西をつなぐ優美のうつわ―』
2026年7月4日(土)〜2026年9月13日(日)
港区/高輪台荏原 畠山美術館【2展、同時開催】『茶道具と銘をめぐる物語 / 追悼1年―上田薫のスーパーリアリズム』
2026年8月28日(金)~2026年9月27日(日)
港区/表参道根津美術館企画展『やきもの名品紀行 中国・日本・朝鮮半島』
2026年8月15日(土)~2026年10月12日(月・祝)
港区/表参道岡本太郎記念館企画展『黒の躍動』
2026年7月17日(金)〜2026年11月23日(月)
文京区/早稲田永青文庫夏季展 『えいえいやっとな!蔵出し!細川家の狂言面・装束』
2026年7月11日(土)〜2026年9月6日(日)
文京区/千石東洋文庫ミュージアム企画展『「怖い」本』
2026年6月3日(水)〜2026年9月23日(水)
文京区/根津・東大前弥生美術館・竹久夢二美術館『My Birthday』展 80~90年代を席巻した 占いカルチャー少女雑誌
『あなたも目利きに! 竹久夢二入門 展 ―夢二絵の見かた&楽しみかた―』
2026年7月4日(土)~2026年9月27日(日)
台東区/上野・鶯谷東京国立博物館弘法大師生誕1250年記念 特別展『空海と真言の名宝』
2026年7月14日(火)~2026年9月6日(日)
特別展 内山晋コレクション受贈記念『歌川広重 江戸のベストアングル』
2026年9月29日(火) ~ 2026年12月20日(日)
台東区/上野・根津東京藝術大学大学美術館『藝大式 美術の “ミカタ” ―この夏、藝大生になる―』
2026年7月24日(金)〜2026年9月23日(水・祝)
台東区/上野東京都美術館東京都美術館開館100周年記念『大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱~海を越えた江戸絵画』
2026年7月25日(土)~2026年10月18日(日)
台東区/京成上野したまちミュージアム『壁画 浅草ビッグパレード 加太こうじが描いた浅草のスターたち』
2026年7月7日(火)~2026年11月1日(日)
台東区/湯島横山大観記念館『大観の花鳥風月』
2026年8月20日(木)~2026年10月18日(日)
台東区/日暮里台東区立朝倉彫塑館【特別展】『ASAKURA ZOO 2026』
2026年7月18日(土)~2026年12月27日(日)
墨田区/両国江戸東京博物館江戸東京博物館リニューアル記念・NHK大河ドラマ特別展『豊臣兄弟!』
2026年9月15日(火)〜2026年11月8日(日)
墨田区/両国すみだ北斎美術館開館10周年記念 特別展『ベスト オブ すみだ北斎美術館ー隅田川両岸景色図巻と名品ー』
2026年9月15日(火)〜2026年11月23日(月)
墨田区/両国刀剣博物館『鈴木嘉定コレクション寄贈品展』
2026年9月5日(土)~2026年10月12日(月・祝)
品川区/目黒久米美術館『久米邦武と久米桂一郎~西洋文明を伝えた父子~』
2026年8月25日(日)~2026年10月12日(祝・月)
目黒区/駒場東大前日本民藝館『創設90年記念 琉球王国の染織 尚家関連品と護得久家伝来品』
2026年8月22日(土)〜2026年11月3日(火・祝)
目黒区/中目黒郷さくら美術館『煌めく現代日本画 -伝統の装飾美-』
2026年9月8日(火)〜2026年11月29日(日)
大田区/西馬込大田区立龍子記念館高橋龍太郎コレクション連携企画 川端龍子プラスワン(前期)『川内理香子 LOVE, Wild Grape, Tiger, heart』
2026年9月12日(土)~2026年11月8日(日)
大田区/西馬込大田区立熊谷恒子記念館熊谷恒子記念館 かなの美展『熊谷恒子の原点―『古今和歌集』を中心に振り返る―』
2026年4月18日(土)~2026年9月27日(日)
世田谷区/駒沢大学向井潤吉アトリエ館『向井潤吉の滞欧体験 ―若き研鑽の日々、そして民家へ』
2026年4月1日(水)~2026年9月6日(日)
世田谷区/成城学園前清川泰次記念ギャラリー『清川泰次 アトリエの記憶』
2026年4月1日(水)~2026年9月6日(日)
世田谷区/自由が丘宮本三郎記念美術館『宮本三郎 水辺をめぐって』
2025年11月1日(土)~2026年3月15日(日)
世田谷区/上野毛五島美術館秋の優品展『唐草文の美』
2026年9月5日(土)〜2026年10月12日(月・祝)
渋谷区/渋谷國學院大学博物館企画展『秀吉兄弟とその時代 ―「秀」の一族の“覇気”―』
2026年7月7日(火)~2026年9月13日(日)
渋谷区/渋谷UESHIMA MUSEUM茶陶と現代陶芸展『時のうつほ』
2026年9月2日(水)~
渋谷区/神仙戸栗美術館『酒がおいしい古伊万里展』
2026年7月3日(金)〜2026年9月21日(月・祝)
渋谷区/神仙渋谷区立松濤美術館『没後50年 髙島野十郎展』
2026年7月4日(土)~2026年9月6日(日)
渋谷区/明治神宮前太田記念美術館『没後50年記念 鳥居言人 歌舞伎絵と新版画』
2026年9月1日(火)~2026年9月27日(日)
渋谷区/明治神宮前明治神宮ミュージアム『冴え渡る技と美 ―明治神宮所蔵の金工―』
2026年7月11日(土)~2026年9月6日(日)
『明治神宮外苑創建百年記念「聖徳記念絵画館の巨大壁画にせまる」』
2026年9月26日(土)~2026年12月6日(日)
渋谷区/恵比寿山種美術館【開館60周年記念特別展2】『奥村土牛―名作でたどる100年のあゆみ―』
2026年8月8日(土)〜2026年10月4日(日)
中野区/東中野東京黎明アートルーム『「Jakuson Hakudoってだれ??悠久なる中国陶磁の旅」 若冲・雪村・白隠・玉堂』
2026年9月15日(火)~2026年10月31日(土)
豊島区/要町・千川豊島区立熊谷守一美術館『もっと見たい! 熊谷守一 -版画と複製版画-』
2026年8月19日(水)〜2026年9月20日(日)
板橋区/西高島平板橋区立美術館『館蔵品展 さっぱり こってり 江戸絵画』
2026年8月29日(土)~2026年9月27日(日)
足立区/六町六町ミュージアム・フローラ『ヨーロッパ等、スケッチ旅と日本画の下図展Ⅷ 那波多目功一の世界』
2026年9月1日(火)~2026年10月31日(土)
多摩・八王子八王子市夢美術館『没後20年 大野五郎 / 夭折の画家 小野幸吉』
2026年9月12日(土)〜2026年11月3日(火・祝)
多摩・青梅玉堂美術館『玉堂の青展』
2026年6月30日(火)~2026年9月6日(日)まで
『山粧う展』
2026年9月8日(火)~2026年11月29日(日)
多摩・町田町田市立国際版画美術館『うき世のたわむれ:笑いつづける浮世絵と幕末明治の渦』
2026年9月12日(土)~2026年11月23日(月・祝)
多摩・小金井江戸東京たてもの園『武蔵野の歴史と民俗~武蔵野郷土館コレクション2026~』
2026年7月18日(土)~2026年12月13日(日)
多摩・小平小平市平櫛田中彫刻美術館企画展『書の世界~平櫛田中コレクションより』
2026年9月10日(木)~2026年11月23日(月・祝)

【2026年9月】今見られる日本美術の展覧会、今体験できるイベント

今見られる日本美術の展覧会、今体験できるイベントのレポート記事をご覧いただけます。

『弘法大師生誕1250年記念 特別展『空海と真言の名宝』
東京国立博物館 平成館
2026年7月14日(火)〜2026年9月6日(日)

『藝大式 美術の“ミカタ”―この夏、藝大生になる―』
東京藝術大学大学美術館
2026年7月24日(金)~2026年9月23日(水・祝)

東京都美術館開館100周年記念『大英博物館日本美術コレクション 百花繚乱〜海を越えた江戸絵画』
東京都美術館 企画展示室
2026年7月25日(土)〜2026年10月18日(日)

【2026年9月】日本美術と一緒に楽しめる、おすすめのミュージアムカフェ・レストラン

日本美術と一緒に楽しめる、ミュージアムカフェ・レストランをご紹介。食レポ記事で情報をご覧いただけます。

明治安田CAFE 丸の内
明治生命館(静嘉堂文庫美術館)

オリエント・カフェ
東洋文庫ミュージアム

【2026年9月】東京都内のミュージアム情報をもっと知りたい方へ

東京都内には多くの美術館・博物館があり、さらに歴史資料館(史料館)や文学館、専門ミュージアムなど、さまざまなジャンルの文化施設が点在しています。

市区町村の中でも特に施設数が多い地域で運営されている、情報をまとめて閲覧できるWebサイトをご紹介します。

Webページ名対象地域内容
千代田区ミュージアムネットワーク東京都千代田区参加館のお知らせや展覧会情報を掲載中。
中央区観光協会東京都中央区「博物館・美術館・アートギャラリー」で施設一覧を掲載中。
港区ミュージアムネットワーク東京都港区加盟館リストを掲載中。
温故知しん!じゅく散歩 新宿文化観光資源案内サイト東京都新宿区「博物館・美術館等」で施設一覧を掲載中。
文の京ミュージアムネットワーク(文京ミューズネット)東京都文京区冊子「文京ミューズネットマップ」のPDFを掲載中。
台東区ホームページ東京都台東区主な文化施設を掲載中。
すみだ観光サイト東京都墨田区「博物館・美術館・ギャラリー」で施設一覧を掲載中。
目黒区公式ウェブサイト東京都目黒区「美術館・博物館」で施設一覧を掲載中。
UniqueOta/ユニークおおた東京都大田区「博物館・記念館等」で施設一覧を掲載中。
世田谷区公式ホームページ東京都世田谷区「美術館・文学館」で施設一覧を掲載中。
多摩ミュージアム・アートネットワーク東京都(多摩地域)加盟館の一覧を掲載中。
多摩の博物館に行こう!東京都(多摩地域)多摩地域の博物館一覧を掲載中。

ご紹介した展覧会やイベント、ミュージアムカフェ・レストランは、美術鑑賞の楽しさを深めてくれる貴重な機会となるはずです。ぜひご活用いただき、アート巡りをお楽しみください!

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【展覧会レポート】SIGNAL『帰り道、今夜の夕食について考えながら』展https://satsumagayuku.com/exhibition-report/4658/Mon, 29 Sep 2025 07:00:18 +0000https://satsumagayuku.com/?p=4658

東京・虎ノ門から社会課題解決の兆しを発信するソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL(シグナル)」で、風景と食設計室 ホーの『帰り道、今夜の夕食について考えながら』展が10月4日(土)まで開催中です。 会場では、風景と ... ]]>

東京・虎ノ門から社会課題解決の兆しを発信するソーシャルイシューギャラリー「SIGNAL(シグナル)」で、風景と食設計室 ホーの『帰り道、今夜の夕食について考えながら』展が10月4日(土)まで開催中です。

会場では、風景と食設計室ホーのインスタレーションによる新作を発表。作品鑑賞後は、ギャラリーと一体化しているカフェで物語冊子付きのスーププレートを食べられます。実際に訪れて作品を体験し、本展だけの特別な「食」を味わってきました。

ギャラリー周辺・虎ノ門のかつての風景と足元の世界に、想いを馳せる

到着したら、手前側の扉を開けて中へ。前面はカフェ・バースペース、奥に見える白壁の空間が展示会場です。

虎ノ門駅からは2a出口より徒歩3分、田村琢郎さんのアート作品『TORNCEPT』の青い標識が目印です。
アーティストの作品展示とカフェ・バーが同じ空間で一体になっていることが特徴的。
まずは正面の01を見てから、部屋を一周する順路です。
手書きのイラストが添えられたハンドサイズの冊子。

本展は、ひとつの『粒』を手に、『わたし』の生活と並行して巡る見えないものに焦点をあてたインスタレーション作品によるもの。体験型の展示として、案内に沿いながら物語を体験します。

静かな部屋で本を読むようなイメージが湧く、象徴的なはじまりの場。

白くてツルンとしたこの『粒』は、ギャラリー周辺・虎ノ門のかつての風景と足元の世界を中心にリサーチして紡いだ物語を共有するための重要なアイテム。まるで自分の分身のように、冊子に書かれた物語と今ここにいる自分を繋いでくれます。

どれでも一つ、辺りに散らばった粒を直感で手に取ります。
“この『粒』と共に物語を読みながら、この部屋を巡ってください。”

冊子には、『粒』を都度どのようにしたら良いかが書かれています。穴の中に入れたり、山の上に置いてみたり。物語の場面を想像しながら自分自身を『粒』に重ね合わせて没入していくことで、今まで知らなかった世界が見えてきます。

例えば、今では整然としている虎ノ門の道路は、かつて土埃が舞っていたこと。いま自分が立っている地面のずっとずっと下には微生物たちの世界があって、途方もないような長い時間をかけて狭い空間で生命体として持続していること。ただ受け身でいるよりも、積極的に想像力を膨らませていくことで展示の本質や面白さが感じられるはずです。

足元の世界から宇宙まで。いま自分がいる日常の捉え方に変化が起きるような、スケールの大きさを示してくれます。
この金平糖も物語と連動したもの。どのようなストーリーなのかはぜひ会場で。
無機質な白い丘のような物体も、想像力を働かせればきっと愛宕山に見えてくる。

その土地の風景や生活を通じて見えてきた問いを共有する「食」

作品の鑑賞後は、展示していたものと同じ物語冊子付のスーププレートを注文できます。この「食」は作品の解像度をさらに高め、豊かな余韻を残してくれるもの。

「遠くの風景と、ひとさじのスープ。世界とわたしの手のひらは繋がっている。」をコンセプトとする風景と食設計室 ホーは、その土地の風景や生活を通じて見えてきた問いを「物語」と「食」を通じて、鑑賞者に共有する作品を制作しており、この「食」の体験も作品の一部として重要な意味を持っているのです。

風景と食設計室 ホーが本展のために特別に用意した、白いテーブルとチェアの利用がおすすめ。
展示期間限定 物語冊子のスープのセット1800円。栞は持ち帰りが可能。

プレートに乗っているのは3品。まず「三層のスープ」は、足元の地底の世界から、かつて虎ノ門の地面と土埃までを表現しています。一番下は黒豆と塩麹のヴルテ、中間は牛蒡と土地のローズマリーのポタージュ、最上部は豆乳の泡と土のフレーク。食べるとほのかな塩気があり濃厚で、牛蒡の風味は土を思わせます。その上にふわりとトッピングされた豆乳の泡は軽やかで口当たりが良く、まるでレストランのコース料理に出てきそうな美味しさです。

ローズマリーは近隣にある麻布台ヒルズ農園から提供されたもの。
ヴルテとはフランス料理のポタージュスープのこと。三層を掬い上げると味の重なりを堪能できます。

銀杏葉のブックサブレはお茶のような香ばしさと甘みが印象的。ギャラリーの外に立ち並ぶ街路樹の銀杏並木から連想し、銀杏の葉のパウダーを練り込んでいるそうです。

虎ノ門の街を知る手がかりに。

パンは「土地のパン屋」こと、虎ノ門で営業するwith life bakeryのパンを取り寄せたものです。小麦の香り豊かなパンはスープとの相性も良く、バターを塗ればさらに味の変化を楽しめます。

外側はパリパリ、中身はもっちりとした食感が魅力。
美味しく食べることはもちろん、これも作品を鑑賞・体験する行為のひとつ。
素材にこだわったフードメニューは、ちょっと豊かな時間を過ごしたい人におすすめ。

いつもの景色は、過ぎ去った風景の先にある

本展のキュレーターを務め、過去にもSIGNALで多くのキュレーションを手掛けた田尾圭一郎さんは、「ギャラリーカフェのSIGNALで念願だった、食を通しての展示です。次々と開発が行われているホットな街・虎ノ門がどんな歴史を持つのかは、あまり知られていない。それを丁寧に観察し、ことばとスープに込めました。小さな日常に向き合ってもらえたら嬉しいです」と伝えました。

帰り道に今夜の夕食を考えるような、ささやかな日常が壮大な地底の上にあることの愛おしさ。銀杏並木が黄色く染まる頃にまたここに来れば、きっと自分なりに虎ノ門への思い入れが深まっていく。そんな気づきをくれる作品です。

「黄色く染まった銀杏並木を見に、またここへ来ようかな」
開催概要
会期2025年9月9日(火)〜2025年10月4日(土)
住所〒105-0001
東京都港区虎ノ門1丁目2-11 The ParkRex TORANOMON 1F
時間11:00〜23:00(火:10:00〜20:00、土:11:00〜18:00)
休廊日月曜日
観覧料入場無料
URLSIGNAL|https://signing.co.jp/signal/
交通案内東京メトロ日比谷線 虎ノ門ヒルズ駅 A2出口から徒歩5分
東京メトロ銀座線 虎ノ門駅 2a出口から徒歩3分
キュレーション田尾圭一郎(田尾企画編集室)
監修亀山淳史郎、菅井朋香(SIGNING)
プロデュース幸田真里奈、小林穂乃香(SIGNING)

\ SIGNALを雑誌でもご紹介 /

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【文化観光】ハワイ州オアフ島・ハワイ島で歴史と伝統文化を学ぶ旅https://satsumagayuku.com/journey/4573/Sun, 28 Sep 2025 09:40:13 +0000https://satsumagayuku.com/?p=4573

2024年12月、ひょんなことから夫と旅行の予定が立ったハワイ行き。二人で相談して時期を決め、半年ちょっと先の9月に3泊5日のスケジュールを組みました。 旅程作りで重視したのは「歴史と美術」「伝統文化」「自然」。初めての ... ]]>

2024年12月、ひょんなことから夫と旅行の予定が立ったハワイ行き。二人で相談して時期を決め、半年ちょっと先の9月に3泊5日のスケジュールを組みました。

旅程作りで重視したのは「歴史と美術」「伝統文化」「自然」。初めてのハワイゆえに王道の観光名所も押さえつつ、興味・関心のあることを詰め込みました。その旅行記をお届けします。

※旅行情報は2025年9月時点のものです。

出発前、旅の準備は入念に

9月のハワイ州はハイシーズンの8月が終わり、フライト代の高騰が収束する時期でした。乾季にあたり、気候も過ごしやすいとのこと。JALのセールを狙って予約し、二人分で往復190,800円。安くはありませんが、1人あたり往復10万円を切ることができました。

ハワイ行きの準備で忘れてはならないのは、電子渡航認証(ESTA)の発行。申請方法はわかりやすく、初めてでもスムーズにできました。こちらは二人分で12,386円と思わぬ出費でしたが、致し方なし。

ガイドブックは『地球の歩き方 ハワイ オアフ島&ホノルル 2025〜2026』を購入し、旅程作りの参考に。

Amazonで『地球の歩き方』を購入する

本書によると、現地ではサンゴ礁に有害な成分が含まれない、リーフセーフの日焼け止めが必須とありました。海の中に入る予定はなかったのものの、該当する資生堂アネッサ(ANESSA)のUVジェルを念のため購入。大体どこのドラッグストアでも売っているので助かりました。

1日目、まずはオアフ島で街歩き

前夜の夕方に成田空港へ到着し、すぐにWi-Fiを入手。旅好きの友人からも好評の「グローバルWiFi」を予約しました。WebページのUIがわかりやすく、価格もリーズナブルで嬉しい。サービスも丁寧です。

空港内の両替所では、二人分のキャッシュ予算として50,000円をドルに。カード決済のできるお店がほとんどではありましたが、バス運賃やチップなどのために現金を持つメリットは大いにありました。

いよいよ空の旅へ。機内食で提供された、東京・西麻布のフレンチ名店「L’Effervescence(レフェルヴェソンス)」の生江史伸シェフ監修メニューに舌鼓。

紅ズワイ蟹とごぼうのブラウンシチュー、マカデミア・パンプキンパイ、フレッシュサラダ、コーヒーモンブラン。
7時間以上のフライトを経て、ハワイの海が目前に。

ダニエル・K・イノウエ空港に到着し、預けていた荷物を回収してからタクシー乗り場へ。予約したのは、リーズナブルでおすすめとの情報を得ていた「Hanataxi(ハナタクシー)」。日本人ユーザーに人気のようで、サイトも日本語対応がなされており、予約方法も簡単でした。

最初の目的地はホノルル美術館。かなり広く、本気で全部見ようと思えば1日いられるくらい。所蔵数はハワイ最大、全米でも第3位に輝く大規模なミュージアムです。西洋美術、東南アジアにポリネシアの美術、朝鮮・中国・日本の美術品も盛りだくさん。

訪れている人たちは美術鑑賞というよりも、公園にのんびりしに来ているようなリラックスした雰囲気が印象的。

9月後半の気温は30度程とやや暑く、日差しは強め。ホテルや空港、文化施設にはウォーターサーバーが設置されていることがあり、多くは無料で給水ができました。ペットボトルや水筒を持ち歩けば、飲み物を毎回買うよりも経済的です。

この流れでハワイ州立美術館も訪れたかったのですが、あいにく休館日。今回の旅程にはねじ込むことができなかったのですが、これもご縁ということで。

美術館を2時間ほど満喫した後は、カカアコ地区まで少し歩き、Googleマップで見つけた「COOKE STREET MARKET(クックストリートマーケット)」でランチ。お目当てはハワイ名物のポケボウル。ガイドブックに載っていないお店を開拓できました。

人気商品の「GARLIC LOVERS SPICY MAYO」は肉厚なお刺身をマヨネーズで和えて、ガーリックを大量にのせた絶品ポケボウル。お魚はアヒ(マグロ)かサーモンを選べます。MIXも可能。

この街にある「SALT at Our Kakaako(通称ソルト)」は、倉庫街を改装してウォールアートで彩った商業施設です。カカアコは若者たちが集まるヒップなエリアと聞いて、日本の天王洲や原宿のようなイメージかな?と思ったのですが、案外そうでもなく。落ち着いたシンプルな街並みでした。

「倉庫街をアートの街に」と聞くと、東京・天王洲エリアが思い浮かびます。
大胆なウォールアートは街のアイコニックな存在に。

近くの停留所からバスに乗って移動、大人1名あたり3ドルです。バス停でご一緒した日本人の老夫婦いわく、現金しか使えず両替もできないので、細かいお金を持っておくと良いとのこと。慣れている人はチャージ式の乗車券(SuicaやPASMOのような)を使っているのだとか。

数分乗り、オアフ島で最大のショッピングモール「アラモアナセンター」へ。日曜日だったからか、若い人やファミリーが群がっていて大賑わい。ステージでは歌唱パフォーマンスも延々と披露されていて、ちょっと騒々しい。

気になっていたお店を何軒か見てから、タクシー配車アプリでホテルへの交通を手配。「Uber」も有名ですが、あえてこの機会に初めて知った「Lyft」を使ってみました。国内でダウンロードとユーザー登録を済ませておけば、すぐ利用できて安心。日本語非対応とはいえ使われている英語はそれほど難しくなく、UIもわかりやすい。車も早く来てくれました。

この旅でお世話になったのは、会員制リゾートの「マリオット・コオリナ・ビーチ・クラブ」。コオリナ地区のビーチに面したラグジュアリーホテルです。

市街地から遠ざかった閑静なリゾート地は、落ち着いたバカンスを楽しむ人が多数。

客室の雰囲気は思ったよりも質素で、よく言えば落ち着く空間。個人的にはあまりときめく内装ではなく…アメニティもそこまで充実してはおらず、普通くらい。歯ブラシはありません。ウェルカムドリンクやスイーツがあれば嬉しかったな。

夕食はビーチに面した屋外レストラン「Longboards Bar & Grill」で、アメリカ料理をいただきました。ちょっと頼みすぎましたが、もりもり完食。

グリルチキンとブルーチーズたっぷりのコブサラダは大盛り。ココナッツシュリンプはサクサクした衣の甘みが美味。豪快なショートリブはグアバ風味のソースで味付けしたもの。
パイナップルとココナッツの甘み豊かなピナコラーダは、さっぱりした飲み口で肉料理とも好相性。

砂浜からサンセットを眺め、穏やかに一日を終えました。

2日目、ホノルル市内のワイキキや近郊周遊

滞在2日目は朝8時にタクシーにホテルまで来てもらい、車を走らせてワイキキ地区へ。コオリナ地区はまさに大人のリゾートらしい優雅な雰囲気でホテルステイにはうってつけですが、ホノルル市内を観光しようと思うとややアクセス面が難儀。(そもそも、コオリナに泊まる人はカポレイ地区かホテル内のアクティビティで遊ぶはずなので、意気揚々と市街地に出ていく我々のプランが謎なのですが…)

でも、朝一でこの景色が見られるなら早起きした価値あり!

朝食のために訪れたのは、ワイキキビーチに面したレストラン「モンキーポッド・キッチン」。メジャーなレストランのほとんどは、公式サイトからOpenTableで予約できました。オーシャンビューを超えるオーシャンフロントの座席で、ハワイの伝統料理や世界のローカルな食文化が融合した、ハワイならではの料理のスタイル“ハワイ・リージョナル・キュイジーヌ”を味わいました。

ミックスフルーツのフレッシュジュース(左)は爽やかな味わい。コールドブリューコーヒーにシナモン・ココナッツ・オレンジを加えた「Brew’d Up」(右)はスパイス系の甘さが好きな人におすすめ。
名物の「モンキーポッド・マイタイ・フラップジャック」はリリコイ(パッションフルーツ)の甘酸っぱさとふわふわのパンケーキで感動的な美味しさ。ほうれん草にハラペーニョの組み合わせが意外な「ファーマーズエッグベネディクト」もやみつきになる味わい。

お腹を満たしたらバスで少し遠くまで移動し、ビショップ・ミュージアムへ。主要な観光エリアからはやや外れた郊外にあり、戸建ての住宅や路面店、小学校などがあるハワイのローカルな街並みを歩きました。

カメハメハ王族の直系であるパウアヒ王女の夫、チャールズ・リード・ビショップ氏が設立したこの施設は、博物館と民俗資料館と科学館が一緒になったような面白い場所。市街地やホテルの乱立するエリアからはやや距離がありますが、一見の価値ありです。

クラシカルな本館の佇まいは、建築好きも必見。
最大の見どころ「ハワイアンホール」は回廊式で、巨大なマッコウクジラの標本が眼前に迫ります。

入館すると、ちょうど30〜40分ほどの日本語ガイドツアーが始まったところだったので運良く合流。ハワイ王国の歴史や信仰、伝統工芸などについて理解を深められました。

「サイエンスアドベンチャーセンター」にはハワイの動植物の標本や、火山について学べる体験型の展示、水族館のような水槽などがあり、こちらもエキサイティング。

またも2時間ほど滞在し、お昼は近隣にあるハワイ伝統料理のお店「ヤングズ・フィッシュ・マーケット」にてトラディショナル・ハワイアンに挑戦。

その名の通り、かつては魚市場だったそう。店内の風情やガラスケースに名残が見て取れます。

なお、ハワイアンにとってソウルフードと名高いタロイモの加工品「ポイ」は、お店のおばちゃんが言うに「sour(酸っぱい)、おすすめしない」とのことだったので無難にライスを選択。伝統食の数々はどれもワイルドな見た目で少し勇気が入りますが、本当に美味しくいただきました。美食家こそ試してほしい味。日本人の口にも合います。

(上から時計回りに)ライス、豚肉に粗塩をして蒸し焼きにしたカルアピッグ、蒸したタロイモ、甘辛い干し牛肉のピピカウラ、鶏肉をタロの葉で包んで蒸したラウラウ、塩鮭をトマトと和えたロミサーモン、ココナッツミルクプリンのハウピア。

再びバスに乗り、ロイヤル・ハワイアン・センターへ。平日だからか混雑はそれほどなく適度に静かで、施設内外のデザインも大人びた印象。落ち着いて買い物ができました。面積の広いABCストアは食品、化粧品、小物まで品揃えが豊富で、お土産選びにもおすすめです。

中央にはパウアヒ王女像。かつてここがハワイ王朝時代に王族たちの邸宅や別荘が建てられていた神聖な土地「ヘルモア」であったことを表現しています。

ほぼ夕食のようなおやつは、アサイーボウルのパイオニア的なお店「アイランド・ヴィンテージ・コーヒー」で。もっともベーシックなアサイーボウルと100%コナコーヒーを注文しました。

「アイランド・ラテ」(左)はマカダミアナッツとココナッツ風味のカフェラテ。かなりの甘さに慄きます…!

そして、初日と同じくLyftでタクシーを呼んでホテルに向かい、充実した一日を終えました。

3日目、ハワイ島ツアーでキラウエア火山へ

この日はHISのオプショナルツアーを予約していたので、朝4時半に空港集合。起床は2時半、タクシー乗車は3時半。なかなか過酷なスケジュールでしたが、24時間営業のハナタクシーに助けられました。

国内線(州内線)でオアフ島からハワイ島へ飛び、ヒロ空港に到着。ツアー参加者は総勢16名。2組に分かれてガイドさんの車に乗り込みました。

キラウエア火山の中腹に住んでいる(!?)というガイドさん。

ここからは随所で車を停めながら、複数のスポットを巡りました。

「レインボー・フォールズ(虹の滝)」は滝壺が浅く、水飛沫に虹がかかりやすい滝。
巨大なバニヤンツリー。ハワイでは「菩提樹」とも呼ばれますが、日本でいう菩提樹とはやや異なります。

東の町・ヒロのダウンタウンではファーマーズ・マーケットを見学。ハワイ諸島間のフライトは粉類や果物の持ち込みもOKとのことで、自炊派はここでハワイ滞在中の食料調達もできます。

いわゆる農家さんの朝採れ市場。新鮮なフルーツを低価格で購入できます。
赤みがかった、甘みの強い果肉が特徴的なストロベリーパパイヤ。黒い種は齧るとワサビのような味で、ガイドさんいわくお料理のタレ作りにも使えるのだとか。
ハワイに来たなら、カメハメハ大王像の見学も欠かせない。

ヒロから40分ほど車で走り、ハワイ火山国立公園(キラウエア火山)へ。自然豊かなこの山では、運が良ければ絶滅危惧種の珍しい鳥「ネーネ」にも出会えるそうです。

スチーム・ベントから立ち昇る水蒸気は温かく、まさに天然のスチーマー。
キラウエア・カルデラの景色は圧巻。ハレマウマ・クレーター(火口)も見えます。
サーストン・ラバ・チューブ(溶岩洞窟)の入り口はシダが鬱蒼と茂る森林。
少しひんやりした溶岩洞窟を歩くのは、アドベンチャー好きにはたまらない。

チェーン・オブ・クレーターズ・ロードを車で走り、絶景を楽しめる秘境でランチ。日系のお惣菜屋さん「OKAZUYA STORE」特製のお弁当を溶岩の上で食べ、溶岩台地でウォーキングをする。壮大な自然体験ができました。

スパムおにぎりは海苔でぐるっと巻いたタイプ。白身魚の唐揚げ、根菜の煮物、すき焼きのようなお肉は馴染み深い日本の味に近い。
ゴツゴツとした溶岩の上は、意外と滑らず安全に歩けました。

ちょうど今のような、火山活動が活発な時期にしか見られない特別な自然物も探すことができました。日本の火山の溶岩とは異なり、キラウエア火山の溶岩は水のようにサラサラ。ゆえに、それが冷えて固まったときにユニークな造形物ができるのです。

雫のような形をした溶岩は、ハワイに伝わる火山の女神・ペレにちなんで「ペレの涙」という名前。
金色の細い針状になったものは、「ペレの髪の毛」と呼ばれるもの。
金色の鉱物のように見える泡状溶岩。ペレの涙・ペレの髪の毛・泡状溶岩の3つがいっぺんに見られる場所は相当珍しいとのことです。

火山を降りてからは、南の町・ナアレフを目指しました。アメリカ最南端でもある田舎町です。

プナルウ・ブラック・サンド・ビーチ(黒砂海岸)では、ウミガメが甲羅干しをする姿を見ることもできるとか。あいにくこの時はいませんでしたが、丘の上から海の中を泳ぐ様子が見えました。

ハワイ島で大人気の「プナルウ・ベイク・ショップ」は、“アメリカ最南端のパン屋”の謳い文句でも有名です。いかにもアメリカらしいふわふわのブレッドや、ハワイスイーツのマラサダを購入できます。

リリコイのマラサダは甘酸っぱく、フルーティーな味わい。
油で揚げてお砂糖をたっぷりまぶしたマラサダに、ツルツルでもっちりしたハウピアをサンド。なぜこの二つを組み合わせようと思ったのか…絶妙にアンバランスな食感・濃厚な甘さ・油分の重さは好みが分かれるかも?

最後はショートブレッド・クッキーの老舗「ビッグアイランド・キャンディーズ」の本店へ。ハワイでクッキー人気の火付け役となったのは、パイナップル型のショートブレッドが有名な「ホノルル・クッキー・カンパニー」ですが、元祖といえるのがこちらのブランドです。

ビッグアイランド・キャンディーズの商品はこの本店か、アラモアナセンターだけで購入できます。
数種類のショートブレッドを筆頭に、チョコレートやナッツ、ブラウニーなど品数が豊富です。

最後にヒロ空港に戻ってツアーは終了、ダニエル・K・イノウエ空港を経由してホテルへ帰着しました。あまりお腹が空いていなかったので、夕食は簡単に。

小ぶりなアップル・バナナはほのかにリンゴのような酸味があり、トロピカルな味わいです。

4日目、最後にお土産選びを楽しんで帰国

ハワイ最終日の朝食は、ホテル内の「Longhi’s Restaurant(ロンギーズ)」にて。

スペシャルティコーヒーの「カフェロンギー」はベイリーズ、カルーア、TUACA(ブランデーリキュールの一種)と3種類のお酒がブレンドされた飲み物。蒸留酒好きはぜひ試してほしい。
ジューシーでみずみずしいズッキーニフリッタは、意外なほどの美味しさ。
ハワイに来たらやはりロコモコは外せない。プライムビーフひき肉はボリュームたっぷりで噛みごたえあり。

4日間遊んだ充実感で満たされながら、空港に到着。現金が少し余っていたので、ペットボトルのお水や追加のお土産などを買って使い切りました。(調べたところ、外貨預金は少々ハードルが高そうだったので…!)

JAL機内で視聴できるオリジナル番組が面白かったのでおすすめです。

帰りの道のりは8時間ほど。無事に日本の成田空港に戻りました。

ハワイ州オアフ島・ハワイ島のお土産

自分用のお土産に購入したのは、「ホノルル・クッキー・カンパニー」の10枚セット。出来合いのクッキー缶ではなく、好みの味をセレクトできる詰め合わせタイプにしてみました。好物のパイナップルとココナッツはやはり外せない。

ここのクッキーはザクザクとした食感が特徴的。「ビッグアイランド・キャンディーズ」のショートブレッドはもっとサクサクしていて粒子が細かい印象です。食べ比べるのも楽しい。

期間限定フレーバーにもご注目。左からチャイ、ホワイトチョコレートパンプキン、抹茶、ジャスミン。

アメニティのボディクリームもお土産にしました。(これは持って帰っていいもののはず)
甘いマンゴーの香りは癒やし効果も抜群。日本に帰ってからもボディケアや気分転換に一塗りすれば、ハワイの空気を思い出せます。こういう余韻に浸れるのが香りアイテムの良さなので、もしタダで貰えるものがなければ自ら購入していたかも。

お風呂場の石けん、ボディーソープ、シャンプー、コンディショナーもすべてこの香りでした。

おわりに

何となく先入観で、キラキラしたビーチリゾートの印象が強かったハワイ。着飾った若いカップルやキャピキャピした女の子たち、富裕層のファミリーが余暇を過ごしている、そんなイメージ。太陽は眩しく、人はきっとみんな海で泳いだり白い砂浜で寝そべったりしている。果たしてそんな場所に自分が行くなんて…?と思っていましたが、この旅でハワイの印象がガラッと変わりました。

重厚な歴史や伝統、文化と自然、独自の美意識。島国であり数々の神話が存在すること、自然崇拝や多神教に近い価値観を持っていること、古くからの歌や踊りが今も残っていること。工芸品や食においても自然の恵みが豊かであること。

観光の一大拠点であるワイキキ地区にはギラついた雰囲気もありましたが、ハワイはそれだけじゃない。静かな郊外の町もあるし、のんびりとした田舎もある。海も風も落ち着いていて穏やかで、どこか懐かしいような感じがする。日本人に対してフレンドリーだったことも居心地の良さを感じました。

アートと伝統文化を巡り、ハワイがとても好きな場所になった旅。「ハワイなんて」と思っている人がこれを読んで、「もしかして私も好きかもしれない、行ってみようかな」と思うきっかけになったら嬉しいです。

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積読(つんどく)があるから人生は楽しい。「はかどるスペースtsundoku」が神保町にオープンhttps://satsumagayuku.com/interview/1711/Sat, 20 Sep 2025 01:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=1711

「積んであるのは、夢か未練か。」そんなキャッチコピーとともに、誰もが気軽にチャレンジできる場所「はかどるスペースtsundoku(以下、tsundoku)」が神保町にある築50年のビルにオープンしました。8月31日(日) ... ]]>

「積んであるのは、夢か未練か。」そんなキャッチコピーとともに、誰もが気軽にチャレンジできる場所「はかどるスペースtsundoku(以下、tsundoku)」が神保町にある築50年のビルにオープンしました。8月31日(日)には関係者向けのお披露目会を開催。これから始まるさまざまな企画や催し物、実施中のクラウドファンディングの説明が行われました。

東京メトロ・都営新宿線「神保町」駅から徒歩6分の西神田イノセビル。
ロゴは「コツコツ少しずつでも前進する」願いを込めた、フンコロガシがモチーフ。
お披露目会では神保町のベンガル料理店「トルカリ」のビリヤニと、「BACK TO RIVER」のクラフトビールが振る舞われました。

本の街・神保町に誰でも参加できるスペースを

神保町は古書店街としての長い歴史があり、周囲には漫才劇場や学校が建ち、人々の賑わいの中で新しい文化の流れが交差する街。その一角で始まるtsundokuはどのような場所を目指しているのか、立ち上げ人の猪瀬景子さんにお話をお聞きしました。

tsundokuを立ち上げ、運営・管理を担う猪瀬景子さん。

まずはここまで準備してきたものが形になり、内部向けのお披露目会を迎えた今、率直なお気持ちを聞かせていただきました。

猪瀬さん:もちろん嬉しさもありますが、まだまだ不安もあります。この企画に協力してくれた友人たちがいて、全然会っていなかった知人たちも遊びに来てくれて、クラウドファンディングで支援もしてくれて。本当にいいのかな、迷惑じゃないかな、みたいな申し訳なさも少し感じているのが今の正直な気持ちです。特に、今日のお披露目会でもスタッフをしてくれている二人の友人は、「やりたいことができる」とtsundokuに期待してくれているから、そのために頑張らなければな、とも思っています。そういう気持ちが8割ぐらいですが、残りの2割はそんなことはどうでもいい、ただ心から楽しい、という感じです。

tsundokuの屋上でインタビューに答えてくれた猪瀬さん。

tsundokuが入っている西神田イノセビルは、もともと猪瀬さんの祖父が所有していたといいます。

猪瀬さん:祖父が亡くなって父親が引き継いだので、「好きに使ってもいいですか?」と聞いて。そうしたら、「4階と屋上だけだったらいいよ」と許可が出ました。他の階はすでに入居者がいるところもあれば、貸し店舗として借主を募集しているところもあります。私が使いたいと伝えるまでは、親は事務所として貸し出したかったようですが、何だかもったいないな、もっと面白そうなことができそうだなと感じたんです。

街の中に新しい場を作り、管理者として運営を担っていくことに、気持ちの面でハードルはなかったのでしょうか。

猪瀬さん:ハードルの高さはありました。けれども、それよりもやりたい気持ちのほうがずっと大きくて、躊躇わずに勢いをつけて走り出せたように思います。

tsundokuで販売しているビンテージのネクタイは、お洒落が好きだった祖父の遺品。

tsundokuを作ろうと一人で決めてから、興味を持ってくれた友人たちも協力者として巻き込みながらの日々。オープンまでの準備期間を、猪瀬さんはこう振り返ります。

猪瀬さん:みんなで壁を塗ったんですよ。モルタルを手で塗るのはすごく楽しかったです。屋上ではピクニックをして、そのことも思い出になっています。

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ナチュラルな手作り感のある壁は、居心地の良さを感じさせてくれます。

やりたいことが沢山ある人たちの、「つんどく」を溜め込んでおける場所

本を購入していつか読もうと思っているものの、まだ読まずに放置していることを表す「積読(つんどく)」。場を作るにあたって、「つんどく」をコンセプトに決めたという猪瀬さんにとっては、どのようなイメージのある言葉なのでしょうか。

猪瀬さん:やらなくてもいいな、と思っていることが「つんどく」だと思っています。本心ではやりたいけど、今じゃないなと優先度が下がってしまったり、やらない理由を並べてしまったりする。私は特に、コロナ禍にそういう「つんどく」が増えていく感覚があり、しんどいなと感じていた時期があります。でも逆に考えれば、「まだやりたいことが残っている」「やるまで死ねない」とも思えるのは、人生の中で希望にもなると思いました。

tsundoku立ち上げに協力してくれた友人たちも、各々の「やりたい」を抱えている仲間。

「やりたいことがあるけれどできない」「時間や場所がない」と思っている人が、リーズナブルな価格で場所を借りて、気軽にチャレンジできる場所。それを作るために猪瀬さんが大切にしたのは、「失敗ができる場所」でした。

猪瀬さん:大人になるにつれて、新しいチャレンジがどんどん難しくなっているように感じます。時間やお金などの現実的な問題に加えて、結局のところ一番のハードルは、「気軽に試せる場所」と「失敗を受け止めてくれる環境や人」がないことではないでしょうか。そんな仮説のもと、自分自身や周りの人が「つんどく」状態になっている想いやアイデアを、気軽に試せる場所を作りたいと思いました。神保町という場所も、古いものと新しいもの、日本と海外の文化が入り混じる、多様で懐の深い街。そんな街の味わいも、tsundokuのコンセプトに合致していると感じています。

約10帖の空間が展示・イベント・販売・バーなど多様な場に

フリーマーケットや個展など、すでにtsundokuではさまざまなイベントの開催予定が立ち始めています。今後、この場をどのように活用してほしいかをお聞きしました。

猪瀬さん:私自身が何かするというよりも、ここで何かしたいと思う人に場所を提供したいです。展示や映画鑑賞会、ワイン教室やビジネス講座、飲み会などどんなことでも。例えば私の友達は小さいお子さんがいて、気軽に宴会ができるスペースがあったら嬉しいという声もありました。何でもアイデアを持ち込んでもらえたらいいなと思います。

プロジェクターで白い壁一面に映像を投射すれば、小さな映画館に。

そのために、クラウドファンディングで集めた資金は設備拡充にも使いたいと猪瀬さんは話します。

猪瀬さん:色々な人に、色々な使い方をしてほしい。私がtsundokuに込めた想いを伝えるためにも、しっかりとそれを発信して、多くの人に使ってもらいたいです。壁に何か描いたっていいし、「個展をやるためにカーテンレールがほしい」という希望があれば購入します。家賃がかかっていないので、お金はそんなに採算を求めていなくて。使う人によって設備を拡充させていきたいなと考えています。

冷蔵庫や調理場があるので、食事や飲み物を振る舞うイベントも開催できます。

誰かの「やりたいこと」を叶えていくtsundokuのオープンでアットホームな環境。その中で、猪瀬さん自身もやりたかったことにトライしていました。

猪瀬さん:置いているのは古着や私自身が作った衣服で、実はどのアイテムにも物語があるんです。例えばこのコートは、今はない渋谷の古着屋さんで購入したもの。「こういったゆるっとしたシルエット、似合うね」と憧れの人に言われてから、嬉しくってヘビロテしていた、みたいな物語をタグに書きました。小さな古着屋というか、無人販売所みたいな感じにしています。そういう古着屋が私のやりたいことですが、私が出店するだけではなくて、色々な人の古着が集まったら面白いなと思います。

ただ売るだけではなく、手書きでエピソードを添えるところに工夫があります。

猪瀬さん:古着以外にも、色々な人の物や作品が集まったらいいなと思います。何かのイベントでtsundokuに来た人がそれを見て、興味を持って購入するようなことがあっても面白いですね。

可動式の本棚にはZINEなどが持ち寄られ、「いずれは壁一面をこの棚で埋め尽くしたい」と猪瀬さん。
手仕事の温かみを感じる木箱は、りんご農家から買い取ったもの。

tsundokuは失敗できるからチャレンジもできる

気軽に試せる場所、それがtsundokuの面白さ。アクセス面でも複数路線が使えて駅から近く、気軽に集える場所ともいえます。失敗を許す場所や環境が少なくなりつつ社会の中、ある意味でゆるく寛容な場所で、「やりたい」と心の中で「つんどく」になっていたチャレンジを実現してみませんか。

クラウドファンディングは2025年10月22日(水)まで実施中。スペースの利用や運営に興味のある方は、随時お問い合わせが可能です。

クラウドファンディングの掲載ページはこちら

公式Instagramはこちら

▼はかどるスペースtsundoku

〒101-0065 東京都千代田区西神田2丁目4-12 西神田イノセビル4階
神保町駅・九段下駅より徒歩5分、水道橋駅より徒歩10分

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【展覧会レポート】ヨックモックミュージアム「ピカソ・セラミックー『見立て』の芸術」https://satsumagayuku.com/exhibition-report/4005/Tue, 17 Dec 2024 23:00:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=4005

「2章 手のひらの闘牛場」会場風景より 東京都・南青山のヨックモックミュージアムでは、コレクションをさまざまな視点から紹介する展覧会の第5弾として、「ピカソ・セラミックー『見立て』の芸術」展を2025年12月28日(日) ... ]]>

「2章 手のひらの闘牛場」会場風景より

東京都・南青山のヨックモックミュージアムでは、コレクションをさまざまな視点から紹介する展覧会の第5弾として、「ピカソ・セラミックー『見立て』の芸術」展を2025年12月28日(日)まで開催しています。

開館記念第5弾の今期は、ピカソのセラミックなどの制作を「形の転用の実験」と位置づけることで、日本文化における伝統的な視点である「見立て」との共通性を見出し、その様子を探るものです。本記事では一般公開に先立って開催された内覧会を取材し、展覧会の見どころや併設カフェについて紹介します。

※主催者の許可を得て撮影をしています。

ヨックモックミュージアムの外観は鮮やかな青色が目印

ピカソは「見立て」の天才!遊び心を活かした展示に注目

地下1階の展示室に広がるのは森の風景。生い茂る木々の枝で、フクロウが羽を休めているように見えます。ただ整然と陳列するのではない、遊び心のある展示方法に驚かされる空間です。

「1章 生命を吹き込む」会場風景より

あるものを別のものに転用する、「見立て」という文化。日本古来の文化芸術のあり方であるその手法が、ピカソのセラミック制作にも共通する精神であることに本展は着目しています。「ピカソのそうした見方は初期から晩年まで一貫しており、彼は見立ての天才であると言えるのではないでしょうか」と、展覧会の監修を務めた大髙 保二郎氏(早稲田大学名誉教授)は解説しました。

「日頃から箱根という観光地で、作品を知識だけでなく体験としていかに提供できるかを考えています」と話すゲストキュレーターの東海林 洋氏(ポーラ美術館学芸員)は、「無機物であるセラミックの中に生き物を見立てている。ピカソは実用品としてこの壺を作ったわけではなくて、このように森の中を飛び交うようなフクロウをイメージして制作したのではないかと思って、このように展示しました」と話します。実はピカソ自身も、ヴァローリスで保護したフクロウを飼っていたのだとか。そして自分の顔はフクロウに似ているという自負があったそうです。

ユーモラスな作品たちには何が込められているのでしょうか。東海林氏は「第二次世界大戦後にヨーロッパのすべてが破壊し尽くされて、人間性が失われた時代を経た。その瓦礫を集めるようにして、次の楽しく明るい時代を作り上げるというピカソのメッセージだったとも言える」と話しています。

鑑賞後は「カフェ ヴァローリス」で愛らしいミニャルディーズに舌鼓!

ヨックモックミュージアムを訪れたら立ち寄ってほしいのが、「カフェ ヴァローリス」です。

ミュージアムショップとカフェは1階

このカフェ一押しのスイーツは、ヨックモックグループのハイエンドパティスリーブランドである「アン グラン(UN GRAIN)」が提供するミニャルディーズです。「可愛い」「上品」をイメージするひとつまみサイズのお菓子を意味し、季節に合わせてヨックモックミュージアム限定を含む8種類のミニャルディーズをお届けしています。

ケースに並んだ姿はこんなに可愛い!
テイクアウトできる焼き菓子はお土産にもぴったり

内覧会では特別に許可を得て、「ミニャルディーズ セット ダブル」を試食しました。手のひらサイズのミニャルディーズがお皿にちょこんとのったビジュアルは愛らしく、宝石のようです。

ミニャルディーズ セット ダブル(1ドリンク+2ミニャルディーズ)は1,700円

まずは、秋冬シーズンに食べられる「ラ ぺ(La paix)」を。ヨックモックミュージアム限定ミニャルディーズで、秋冬限定の季節商品です。La paixとはフランス語で「平和」を意味し、ピカソは1949年に開催された「第1回世界平和擁護大会」のために真っ白な鳩を描いています。以後、白い鳩は平和の象徴となり、ピカソはちょうどその頃生まれた娘に、平和を願ってスペイン語で鳩を意味する「パロマ」という名前をつけました。

ラ ぺ(La paix)

スプーンで一口すくって食べると、ほんのりベルガモットが香るムースショコラがとろけます。中身はラベンダーのクレームブリュレとアプリコットのコンポートが二層に重なり、南仏を思わせる味わいです。チョコレートの甘みにアプリコットの酸味が合わさり、小さいながらも完成度の高さを感じさせます。

白く薄い繊細なホワイトチョコレートは、白鳩の羽を模したもの。「人は皆、平等に平和を享受できる」との思いを込めて「イコール(=)」の形に絞った紅茶のシャンティショコラをのせています。

なめらかで濃厚な味わいは秋冬シーズンにおすすめ

そして、今回は特別に春夏限定(※来年は4月ごろから販売予定)のミニャルディーズ「ヴァローリス(Vallauris)」も試食。ピカソがセラミック制作に没頭した、南仏の町ヴァローリス周辺で有名な地方菓子“カリソン”がモチーフです。

ヴァローリス(Vallauris)

一口味わえば、春夏にぴったりの爽やかさ。まるで油彩のキャンバスのように「見立て」た表面には、アンズや赤すぐり、カシスなどで一つひとつ丁寧に色付けをし、つややかで美しい佇まいに仕上げています。

香ばしいアーモンドのジョコンド生地を土台に、ドライフルーツをちりばめたヌガームースはふわふわの食感。上にはローズマリーやピンクペッパーをきかせた白ワインでコンポートしたアンズをのせ、酸味のあるレモンムースで包んでいます。

春夏らしい果実のみずみずしさのオンパレード
芸術鑑賞の前や後に訪れたくなるミュージアムカフェ

ピカソの芸術鑑賞を体験として持ち帰ろう

作品を説明するのではなく、体感してもらうことに重きを置いた「ピカソ・セラミックー『見立て』の芸術」。東海林氏は「ピカソは人々と楽しさや遊び心を共有できるような作品づくりをしていると、作品を通して感じてきた」と話します。この機会にぜひ、ピカソの芸術作品を体験してみませんか。

開催概要
会期2024年10月29日(火)〜2025年12月28日(日)
住所〒107-0062 東京都港区南青山6-15-1 ヨックモックミュージアム
時間10:00-17:00(入館は閉館の30分前まで)
休館日月曜休館(ただし月曜が祝日の場合は翌平日)、年末年始
観覧料一般 ¥1,200
学生(中学生以上) ¥800
小学生以下無料
※学生の方は学生証等の在籍が確認できるものをご提示ください。
※障がい者手帳をご提示の場合、ご本人と付き添いの方1名は無料。
※団体割引をご希望の方は、条件をご確認ください。
TEL03-3486-8000
URLヨックモックミュージアム|https://yokumokumuseum.com/
交通案内東京メトロ「表参道」駅B1出口から徒歩9分
表参道駅から当館までの最短ルート(階段あり)はこちらB1出口
表参道駅から当館までの最短ルート(エスカレーター使用)はこちらB3出口
表参道駅から当館までの最短ルート(エレベーター使用)はこちらB3出口
渋谷駅東口より51番のりば都営バス「01系統」乗車、「青山学院中等部前」下車徒歩1分
※駐車場はございません
後援スペイン大使館、インスティトゥト・セルバンテス東京、港区教育委員会

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【展覧会レポート】ギャルリーためなが 木村佳代子「VIS VIVA FLORA」https://satsumagayuku.com/exhibition-report/946/Tue, 19 Nov 2024 08:15:00 +0000https://satsumagayuku.com/?p=946

木村佳代子氏(「VIS VIVA FLORA」会場にて撮影) 東京都・銀座のギャルリーためながでは、木村佳代子の個展「VIS VIVA FLORA(ヴィス・ヴィヴァ・フローラ)」展を、2024年11月9日(土)から202 ... ]]>

木村佳代子氏(「VIS VIVA FLORA」会場にて撮影)

東京都・銀座のギャルリーためながでは、木村佳代子の個展「VIS VIVA FLORA(ヴィス・ヴィヴァ・フローラ)」展を、2024年11月9日(土)から2024年12月8日(日)まで開催します。

アートフェアやグループ展では完売が続き、活躍が目覚ましい木村氏の新作約40点が一堂に。そして、イタリアの老舗フレグランスブランド「サンタ・マリア・ノヴェッラ」との特別なコラボレーションで、絵画とともに花の香りも楽しめます。本記事では開幕初日に行われた内覧会の様子を、作家インタビューを交えながらリポートします。

※主催者の許可を得て撮影をしています。

「VIS VIVA FLORA」会場風景より

花の美しさに圧倒され、宇宙に思い馳せる。

会場を華やかに彩るのは、木村氏が描いた数々の花たち。実際に対峙してみると、まずはその大画面に圧倒されます。そこに描かれた花の印象はどこか幽玄で独特です。

木村佳代子《Noble Tower 2024-04》

一般的に花の絵と聞いて、多くの人が想像するような力強さや迫力、生命力のイメージとは少し趣を異にする花たち。死生観や宇宙を感じさせるそれは、道端の花やフラワーショップの花のように身近で日常的なものよりも、もっと大きなものを思わせる存在。花のようでいて、これは花じゃないのかもしれない、そんな不思議な感覚におそわれます。

「花を通じて、世界の成り立ちや宇宙や命みたいなものを描いている」と木村氏は語ります。

(左から)木村佳代子《Noble Tower 2024-01》/木村佳代子《Luminescence 2024-01》

——もともとお花が好きでその感性ありきというよりは、「描きたいものが先にあって、それを表現できるのが花だった」ような感覚が近いのでしょうか。

そうですね。本展で販売している「FLORAISON フロレゾン 木村佳代子作品集」の序文にも書いたのですが、実は最初から花を描いてはいなかったんです。けれども3.11の震災を経て、「命って何だろう」と考えるようになりました。それまでの作品は抽象的な絵画が多かったのですが、やっぱりもう少し実体のあるものをきちんと描こうと思い、生と死を象徴するような切花を描くところから始めたのが最初ですね。

——花の茎が途中で切られているのは、切花のイメージからだったんですね。その茎、あるいは花弁が下に長く垂れている描写が特徴的だなと思いました。また、暗い背景の中に花だけが浮かんでいるような、浮遊感のある描き方も独特だなと感じます。

垂れている、落ちている姿にはいろいろな意味合いがありますが、その一つとして執着からの解放を表しています。重力や実体の重さから解放されたい欲求と、一方でそれらに執着している様を表現しています。浮かんでいる花はまさに解放や忘却を表したものです。

(左から)木村佳代子《Dance 2024-02》/木村佳代子《Dance 2024-01》/木村佳代子《Oblivion 2024-04》

サンタ・マリア・ノヴェッラの香水とコラボレーション

会場内では、まるで香水売り場のような美しいディスプレイも目を惹きます。本展ではサンタ・マリア・ノヴェッラ・ジャパンの協力で、木村氏の作品とフレグランスのコラボレーションが実現しました。花の名を冠した香水からイメージを膨らませて描いた、3点の絵画を実際の香りとともに堪能できます。

美しいフレグランスのディスプレイ

——今回のような、香りとコラボレーションした絵画やこのような形での展示は初めてですか。

はい。サンタ・マリア・ノヴェッラさんが販売しているお花の香水の中から、3つ選んで新作を描きました。私の作品は背景が暗めで強い印象の絵が多いのですが、いただいたサンプルが優しいフレグランスだったので、絵も優しい雰囲気にしようと思い、香りからイメージした色づかいやタッチで描こうと意識してみました。お題があると何か新しく自分の中で表現してみようと思うので、ありがたいですね。

木村佳代子《Noble Tower 2024-05》

“世界最古の薬局”として知られるサンタ・マリア・ノヴェッラの歴史は、1221年にイタリアのフィレンツェで始まりました。現在でも伝統を守りながら、上品な香りの数々を展開しています。会場で気に入った香りがあれば、ギャラリーでそのまま購入できるのも楽しさの一つ。あるいは、近隣にある銀座店でもお買い物ができます。

絵のインスピレーション源となったフレグランスをその場で試せる

力強よく生きる命だからこそ、同時にその終わりが色濃く浮かび上がるように、ふとした瞬間に誰しもが感じることのあるこの世界の「時間」「命」「死」。そして、それらを包括する「宇宙」。

見つめるほどに心に響くような深い魅力に満ちた作品を、この機会にぜひお楽しみください。

開催概要
会期2024年11月9日(土)〜2024年12月8日(日)
住所〒104-0061 東京都中央区銀座7-5-4 毛利ビル 1F
時間月〜土 11:00 – 19:00
日・祝 11:00 – 17:00
休廊日会期中無休
観覧料無料
TEL03-3573-5368
URLギャルリーためなが|https://www.tamenaga.com/ja/
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